「ケールって苦いイメージがあるけれど、どう食べたらいいの?」そんなお声をよくいただきます。スムージーのレシピで登場することが多い「ケール」ですが、実は油と相性がよく、火を通すことによって苦味がやわらいで食べやすくなります。
今回はケールの種類や特徴をお伝えしながら、おすすめのレシピをご紹介します。

お野菜相談室とは……

相談お品書き Q:ケールについてよく知りません。品種もたくさんあるのですか?
A:地中海沿岸が原産とされる、アブラナ科のお野菜です。キャベツやブロッコリーなどの原種で、日本では、江戸時代に観賞用として栽培がはじまったと言われています

Q:おすすめの調理方法は何ですか?
A:実は、油やニンニクとの相性が抜群です。下ごしらえもいらないので、食べやすい大きさに切って炒め物やスープに。軸が硬い場合は、葉から切り分けて斜めに薄切りしてお使いください

Q:子どもでも食べられるレシピはありますか?
A:炒め物や煮込み料理など、火を通すレシピがおすすめです。なかでもケールチップスは、お子さんもおいしく食べられると好評です

Q:お届け時から葉先が黄色く変色している箇所があるけど、食べても大丈夫?
A:乾燥や低温による影響のため、お召し上がりいただいても問題ございません。実は甘味が増しているサインです

Q:食べようと思ったらなんだか硬いです……
A:品種によって柔らかい葉と硬い葉があります。ゴワゴワと硬い葉は細かく切って、炒め物や煮込み料理にお使いいただくのがおすすめです。

Q:上手な保存方法を知りたいです
A:乾燥に弱いので、湿らせたキッチンペーパー等に包み、袋に入れて野菜室へ

Q:おすすめのレシピを教えてください
A:洋風の味付けだけでなく、しょうゆや味噌を使ったメインにもなるおかずまで、坂ノ途中スタッフのおすすめレシピをご紹介します

 

Q:ケールについてよく知りません。品種もたくさんあるのですか?

A:地中海沿岸が原産とされる、アブラナ科のお野菜です。キャベツやブロッコリーなどの原種で、日本では、江戸時代に観賞用として栽培がはじまったと言われています

ケールにはいくつか品種があって、それぞれ特徴が異なります。

■ケール(コラード系ケール) (お届け時期 11月~5月頃)

青汁の原料にも使われている品種です。加熱調理に向いているので、ニンニクと一緒にオリーブオイルで炒めて塩をふるだけでも、苦味が抑えられて食べやすくなります。葉は柔らかいですが、軸が硬いため、いっしょに調理する場合は先に軸を、少し時間をおいてから葉を加え、時間差で火を通してください。
【おすすめの調理法】炒め物、煮込み料理、スープ、スムージー

■カーリーケール (お届け時期 通年)

名前の通り、葉が細かく縮れています。柔らかく、ケール特有の苦味が少ないので、サラダにもおすすめです。
【おすすめの調理法】サラダ、スムージー

■ベビーケール (お届け時期 1月~7月頃)

ケールの新芽です。新芽ならではの柔らかさがあり、苦味は少なく、ほのかな甘味が感じられます。お肉や魚料理の付け合わせやサラダに向いています。
【おすすめの調理法】サラダ

<ケールの仲間たち>

■コラードグリーン(お届け時期 11月~3月頃)

見た目はケールに似ていますが、ケールより柔らかく、苦みが少なく食べやすいです。日本ではなかなか見かけない野菜ですが、南北アメリカ、東アフリカなどでは昔から広く食べられています。千切りにし軽く塩もみしてサラダに。さっと炒めたり、蒸し焼きにしたりしてもおいしいです。葉がしっかりしているのでスープやロールキャベツのような煮込み料理にもおすすめ。
【おすすめの調理法】煮込み料理、スープ、炒め物、スムージー

■カーボロネロ(黒キャベツ) (お届け時期 10月~3月頃)

イタリアのトスカーナ地方を原産とする葉キャベツの一種です。見た目はほうれん草にも似ていますが、ケールの仲間。ほんのりとした苦味とコクのある味わいです。
繊維がしっかりしていて煮崩れしにくいので、スープやトマト煮込みなどの加熱調理がおすすめです。表面が細かく縮れているため、味がよくからみます。または、油でパリッと焼いても。ナッツのような風味が出ておいしいですよ。
【おすすめの調理法】煮込み料理

■ゴズィラーナ (お届け時期 11月頃)

名前の由来は、葉の色や質感がゴジラの肌に似ていることから。ケールとカーボロネロを掛け合わせて生まれたお野菜で、別名「カーボログランリーフ」とも呼ばれています。
カーボロネロよりも葉が幅広で、先端が少し丸みを帯びています。ケール特有の苦味やクセが少なく、火を通すと少し甘味が出てきます。炒め物に使うと適度な歯触りを楽しめます。また煮崩れしにくいので、ロールキャベツやスープなど、煮込み料理がおすすめです。
【おすすめの調理法】煮込み料理、炒め物

■アレッタ (お届け時期 11月~6月頃)

ブロッコリーとケールを掛け合わせて日本で誕生しました。苦味は少なく、茎の部分には甘味があり、ブロッコリーのように蕾から茎、葉まで全て食べられます。火を通しても適度な食感が残るので、色々なお料理でお楽しみいただけます。
【おすすめの調理法】 炒め物、パスタ、天ぷら、和え物

Q:おすすめの調理方法は何ですか?

A:実は、油やニンニクとの相性が抜群です。下ごしらえもいらないので、食べやすい大きさに切って炒め物やスープに。軸が硬い場合は、葉から切り分けて斜めに薄切りしてお使いください

柔らかい葉であれば、キャベツと同じようにサラダやコールスローに。ゴワゴワした感じが気になるなら、煮込み料理がおすすめです。下ごしらえは不要ですが、苦味やエグミをやわらげたい場合は、塩もみをするといいですよ。

Q:子どもでも食べられるレシピはありますか?

A:炒め物や煮込み料理など、火を通すレシピがおすすめです。なかでもケールチップスは、お子さんもおいしく食べられると好評です

ケールは加熱すると苦味がやわらぐので、炒めたり煮込んだりするのがおすすめです。チップスにすると、パリッと香ばしくて、おやつにもぴったりです。
また、カーリーケールやベビーケールは、もともと苦味が少ないので食べやすいですよ。
ケールは新鮮なものほど風味がよく、日が経つと苦味が出やすいので届いたらお早めにお召し上がりくださいね。

■レシピの詳細はこちらから
 ・ケールチップス (カーリーケール) 
 ・カーボロネロチップス
 ・お野菜たっぷりカレー風味の焼きうどん
 ・サラダケールと新じゃがいものもちっと焼き

Q:お届け時から葉先が黄色く変色している箇所があるけど、食べても大丈夫?

A:乾燥や低温による影響のため、お召し上がりいただいても問題ございません。実は甘味が増しているサインです

冬場にお届けするカーリーケールは、葉先の色が薄かったり、黄色味がかって見えることがあります。これは、霜に当たった部分が、乾燥や低温によって色が落ちるから。食味や食感には影響がなく、この色の変化があると、ケール自体の甘味が増してきている証拠でもあります。加熱するとと色味が戻りますよ。

Q:食べようと思ったらなんだか硬いです……

A:品種によって柔らかい葉と硬い葉があります。ゴワゴワと硬い葉は細かく切って、炒め物や煮込み料理にお使いいただくのがおすすめです
また、ほかの季節よりも冬場のケールの方が硬くて食べにくいと感じてしまうことも。寒さでキュッと引き締まった分、甘味もあるので、冬は煮込み料理や炒め物がおすすめです。

Q:上手な保存方法を知りたいです

A:乾燥に弱いので、湿らせたキッチンペーパー等に包み、袋に入れて野菜室へ

日が経つと苦味が増す傾向があるので、なるべくお早めにお使いください。冷凍保存もできるので、すぐに食べないときは食べやすい大きさにカットし、2〜3分ほど茹でて、水気をしっかりと切ってから袋に入れて冷凍庫へ。

Q:おすすめのレシピを教えてください

A:洋風の味付けだけでなく、しょうゆや味噌を使ったメインにもなるおかずまで、坂ノ途中スタッフのおすすめレシピをご紹介します
<10分でささっとお手軽レシピ>

 ・ケールチャンプルー
 ・カーボロネロ&アレッタのじっくり焼き
 ・アレッタと厚揚げの白みそ和え

<ケールを存分に楽しみたいあなたに> 

ケールのチーズ巻き

<ちょっとおしゃれなレシピ>

 ・さといもとケールのクリームチーズ和え  
 ・サラダケールときのこのサラダ
 ・カーボロネロのトマト煮
 ・ソイハムとポテサラのサンド (カーボロネロ) 
 ・アレッタとにんじんのにんにく味噌和え 
 ・アレッタとお豆腐レモンマヨネーズ

<ケールといったらやっぱりこれ!>
 ・ケールと柑橘のスムージー 

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