柑橘を皮までまるごと楽しめるソフトクッキーです。生地の上にのせたれんこんで、れんこんチップのような香ばしさをプラス。食べると柑橘の甘酸っぱい風味の後に、れんこんの素朴な香りがふわっと広がります。そのままおやつとして食べるのはもちろん、塩をパラッとふって塩気をきかせると、お酒に合うおつまみにもなります。
材料(約24枚 5cmの丸型)
れんこん 150g (小サイズ 約1節)
柑橘(ネーブル、タンカンなど甘みのあるもの) 200g(約1個) ※今回は伊予柑を使いました
薄力粉 160g
グラニュー糖 60g
バター(無塩)100g
塩 ひとつまみ ※今回はカンホアの塩を使いました
打ち粉(薄力粉) 少々
水 100ml
前準備
・バターは常温に戻して、フォークがスッと通るくらいの柔らかさにしておきます。
・薄力粉はザルでふるっておきます。
つくりかた(調理時間:約40分 ※生地を寝かせる時間は除きます)
1)柑橘はヘタと底の両側を切り落とし、皮は白い部分が残らないように厚めに切り取ります。果肉は薄皮に沿って包丁を斜めに入れ、一房ごとに切り離し果肉を取り出します。薄皮は手でぎゅっと握り、果汁を絞り出します。
2)切り取った柑橘の皮は白いわたの部分をそぎ落とし、5mm幅の千切りにします。
3)鍋に柑橘の果肉、果汁、グラニュー糖を入れて弱火にかけます。砂糖が溶けてとろみがでるまで7分ほど煮て、火を止めます。ボウルに移し、バターを加えて、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
4)薄力粉を加え、ゴムべらなどでさっくりと混ぜます。縦に1本線を入れるように切り混ぜると、生地がサクサクに仕上がります。
5)生地をひとまとめにし、ラップをかけます。冷蔵庫に入れて、1時間ほど寝かせます。
6)れんこんは皮を剥いて、スライサー(ない場合は包丁)で薄く5mm幅の輪切りにします。水に5分ほどさらし、キッチンペーパーで水気を切ります。
7)オーブンを170℃に予熱しておきます。天板にクッキングシートを敷きます。打ち粉をふった台の上に生地を出し、めん棒などで1cmほどの薄さにのばします。クッキー型(コップのふちでも代用できます)で型抜きして天板に並べます。
8)クッキー生地の上にれんこん、柑橘の皮をのせ、塩をふります。
9)170℃のオーブンに入れ、約20分焼きます。こんがりときつね色になったらバットなどに移し、粗熱をとります。
レシピを教えてくれたスタッフ
高木 友香(まかないづくり、レシピ作成)
小さい頃から料理好きで、小学生の頃に自分用の包丁を買ってもらった。「料理は時短も大事!」と、いかにスピーディーに料理できるか日々追求している。最近はスパイスにハマっていて、神戸まで買い出しに行くほど。坂ノ途中の「今月のレシピ」では、毎月数種類のレシピを考えている。