みなさんは「麹」と聞いてどんなことが思い浮かびますか?塩麹や醤油麹など麹をつかった調味料が身近な存在になりましたが、自分でつくるのは難しいと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。でも、実はとっても簡単。混ぜて発酵させるだけで完成し、たくさんの調味料を使う必要がなくなるので、お料理も楽に。

今回は、Instagramで麹を使ったレシピを発信されている、むてんかなこさん( @mutenkanako )に普段の料理に使いやすい麹調味料のつくり方とアレンジレシピを教えてもらいました。

 

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甘い香りの生糀
森田醤油店の米糀 500g
1,296円 (税込)
INDEX ・それぞれの麹調味料づくりに共通すること
・中華麹 – これがあれば中華だし卒業!
・玉ねぎ麹 – 入れるだけでおかわり必須の味付けに
・トマト麹 – 洋食の食卓に大活躍!
・醤油麹 – 旨味の強さが隠し味に
・アレンジレシピ

それぞれの麹調味料づくりに共通すること

準備するもの
フードプロセッサー(ない場合の手順はそれぞれに記載)
ヨーグルトメーカー(使用すると早く発酵できますが、なければ常温で自然発酵も可能です)

下準備
保存瓶を消毒します。よく洗い、熱湯をまわしかけて乾かします。さらに、アルコールで瓶の内側をふきあげると完璧です。

発酵方法
ヨーグルトメーカーがある場合は、60℃にセットし、8時間置きます。
常温で自然発酵の場合は、1日1回かき混ぜてください。夏場、冬場で発酵期間の目安が異なります。
 夏場:常温で4~5日
 冬場:常温で1週間以上

保存期間
冷蔵庫で保存し、約2か月で使い切ってください

中華麹 – これがあれば中華だし卒業!

ねぎ、しょうが、にんにくをたっぷりつかって作る麹調味料。スープや炒めものに⁡加えるだけで本格中華料理のような味付けに。

材料
米麹 100g
白ねぎ 100g
にんにく 50g
しょうが 50g
塩 35g
水 100ml

つくり方(所要時間:10分)
1)ボウルに米麹を入れます(塊があれば手でほぐします)。塩を加えて、よく混ぜあわせます。
2)フードプロセッサーに皮を剥いたにんにくとしょうが、白ねぎ、水を入れて、ペースト状にします。フードプロセッサーがない場合は、おろしがねで代用することも可能です。粗めのすりおろしの場合、食感や香りが強くなるため、できればフードプロセッサーをおすすめしています。
3)1に2を加えてよく混ぜ、保存容器に入れます。
4)発酵させて完成です。色味はあまり変わりませんが、かき混ぜたときにぼてっとした感触になってきたら冷蔵庫に入れます。

玉ねぎ麹 – 入れるだけでおかわり必須の味付けに

ドレッシングやスープ、炒め物の味付けなど、ひとつで味が決まるので、お料理が苦手な方でも使いやすい麹調味料です。

材料
米麹 100g
塩 35g
玉ねぎ 300g

つくり方(所要時間:10分)
1)ボウルに米麹を入れます(塊があれば手でほぐします)。塩を加えて、よく混ぜあわせます。
2)玉ねぎをざく切りにし、フードプロセッサーに入れ、ペースト状にします。フードプロセッサーがない場合は、おろしがねですりおろしてください。
3)1に2を加えてよく混ぜ、保存容器に入れます。
4)発酵させて完成です。玉ねぎの色が茶色っぽくなり、甘い香りに変化してきたら、冷蔵庫に入れます。

トマト麹 – 洋食の食卓に大活躍

パスタのソースや鶏ハムの味つけなど、洋風メニューにぴったりです。

材料
米麹 100g
塩 35g
トマト 300g
※準備するもの、下準備、発酵方法はページトップで紹介

つくり方(所要時間:10分)
1)ボウルに米麹を入れます(塊があれば手でほぐします)。塩を加えて、よく混ぜあわせます。
2)トマトを小さく切り、フードプロセッサーに入れジュース状にします。フードプロセッサーがない場合は、トマトジュースで代用できます。無塩のものを使用してください。
3)1に2を加えてよく混ぜあわせます
4)発酵させて完成です。粒が柔らかくなったら冷蔵庫に入れます。

醤油麹 – 旨味の強さが隠し味に


旨味成分であるグルタミン酸がたっぷり!
スープや炒め物、サラダのドレッシングなど、どんな料理にも使えます。

材料
米麹 200g
しょうゆ 200ml
※準備するもの、下準備、発酵方法はページトップで紹介

つくり方(所要時間:5分)
1)ボウルに米麹を入れます(塊があれば手でほぐします)。しょうゆを加えて、よく混ぜあわせます。
2)発酵させます。発酵途中で米麹が水分を吸い、しょうゆが足りなくなったら、米麹が浸るくらいまでしょうゆを継ぎ足してください。米麹がやわらかくなったら冷蔵庫に入れます。

 

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アレンジレシピ

ここからは、手づくり麹調味料を使ったレシピをご紹介します。
発酵酸辣湯(醤油麹、中華麹)

とろっとしたスープにお酢の酸味をきかせた酸辣湯。中華麹にしょうが、ねぎ、にんにくが入っているので、身体もぽかぽか温まります。お好みでラー油も加えるとピリッとアクセントになって美味しいですよ。

詳しいレシピはこちらから≫

 

 

ブイヤベース風鍋(トマト麹)

材料を切って煮込むだけ! トマト麹と魚介からお出汁が出るので、魚介類はたっぷり入れるのがおすすめです。汁までぺろりと飲み干してしまいます。
詳しいレシピはこちらから≫


 

 

麹でつくる濃厚クリームパスタ(玉ねぎ麴、醤油麹)

味付けは麹調味料だけ! 玉ねぎ麹と醤油麹で深みを足すので、コクのある味わいに。きのことお肉の種類は、しめじやエリンギ、鶏肉や豚肉など、お気に入りの組み合わせを見つけてみてくださいね。
詳しいレシピはこちらから≫

 

 

いかがでしたか? 普段の食卓に気軽に取り入れることのできる麹。 麹調味料があると、コンソメやブイヨンいらずで味が決まるので調理が簡単で、味わいに深みも出ます。 みなさんも試してみていただけると嬉しいです。

 

坂ノ途中OnlineShopでは、「夏の発酵」を特集しています。 米糀や麹調味料づくりに便利な調味料、瓶などもご用意しているので、のぞいてみてくださいね。

 

特別協力

教えてくれた人 むてんかなこさん
Instagram/@mutenkanako

体の内側からキレイになりたい女性へ向けて、麹を使った体が喜ぶレシピや”安全な食”を発信。オンラインサロンをはじめたり、Instagramでは動画配信もされているので、チェックしてみてくださいね。