「マコモダケ」という聞きなれない名前から、きのこの仲間? それともタケノコの仲間?
そんなふうに思った方もいらっしゃるかもしれません。
マコモダケは「マコモ」というイネ科の植物の茎の根元が、食用菌の「黒穂菌」が住みつくことによって大きくなったもの。
柔らかいタケノコのようなシャキシャキした食感と、ほんのりと甘い優しい味わいが特徴のお野菜です。
緑色の皮をむいて生で食べることもできますが、加熱したほうがより甘みが増します。
素焼きし、醤油とかつおぶしやお味噌をつけるだけでも美味しいです。
炒めもの、天ぷら、煮物、サラダ、酢の物、漬物など、いろいろなお料理にどうぞ。
皮のむきかたと簡単な食べかた、保存のコツをご紹介します。
皮のむきかた
外側の緑色の硬い葉を手で剥きます。
ピーラーや包丁をつかって皮を取り除きます。
写真のように、白い部分が食べられるところです。
断面断面の黒い斑点のもとは黒穂菌の色素。
食べていただくには無害で影響はありませんが、増えてくると食味が落ちてしまいます。
その場合はお早めにお召し上がりください。
おすすめの食べかた
●バター炒め
皮をむいたマコモダケを短冊切りに。
フライパンでバターを溶かし、マコモダケを入れて炒めます。
最後にしょうゆをさっと回し入れてできあがり。
●マコモダケとパプリカのマリネ
●まこもだけとまいたけの炊き込みごはん
保存のポイント
食味の落ちやすい野菜のため、お早めにお召し上がりください。
保存する場合は、外側の皮をむいてから密閉できる袋に入れ冷蔵庫へ。約1週間保存できます。