じっくり育ったパプリカの甘味や酸味、ふっくらとした大豆のうまみ。
とろりと煮込んで、素材のおいしさをまるごと、とじこめました。

季節のお野菜メモ

旬の盛りは緑色のピーマン。秋、旬の名残の時期になると、オレンジや赤に色づき、熟すことで甘味も増してきます。おなじように、パプリカもじっくり育って完熟に。
火を通すと、フルーティーな甘味や酸味が際立ち、果肉がとろりとやわらかくなって、おいしいですよ。

材料(4人分)

大豆(乾燥) 100g
パプリカ 1~2コ(約180g)
ピーマン 2コ(約90g)
トマト 2コ(約300g)※トマト缶400gでも代用できます
玉ねぎ 小1コ
にんにく 1~2かけ
ローリエ(お好みで) 1枚
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1

下準備

1)大豆はたっぷりの水(大豆の重量の4~6倍程度)に30分以上浸します。
※かための食感がお好みのかた、また時間がない場合は30分~1時間、やわらかく仕上げたい場合は一晩(6~8時間程度)を目安に浸水してください

2)浸した水ごと大豆を鍋に移します。水が少なければ足し、大豆がたっぷりの水に浸かった状態で強火にかけます。沸騰したら弱火にし、40分〜1時間程度を目安に炊きます。
※途中で豆が水面から出ないよう、ゆで汁が少なくなったら水を適量加えます(差し水)
※アクの出方は豆の鮮度や種類によっても異なりますが、気になる場合はすくいとってください

一粒ほどつまんで大豆のかたさを確かめ、つぶせる程度のやわらかさになっていれば火をとめます。
※ここでは多少かための仕上がりでも構いません。やわらかく仕上げたい場合は、ゆで時間を長めにとってください

つくり方(調理時間:約40分 ※大豆の下茹で時間を除く)

1)にんにくはスライス、玉ねぎは粗みじん切りにします。鍋ににんにくとオリーブオイルを入れて火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加えて炒めます。

2)ゆでた大豆を加えて炒め、ローリエを加えます。

3)トマトのへたを取ってざく切りにし、鍋に加えます。

4)パプリカとピーマンは種を取って一口大に切り、鍋に加えます。

中火でしばらく煮込みます。

5)大豆がほっくりと炊けて、全体がまとまってきたら、塩、こしょうで味を調えます。

器に盛り、仕上げにオリーブオイル(分量外)をまわしかけます。

お好みでクミンやチリパウダーなどのスパイスを加えても。

レシピを教えてくれた スタッフ


まゆ(まかないづくり、レシピ作成)
フレンチのレストランで10年以上経験を積んだのち、結婚を機にお野菜のお弁当のケータリングに仕事をシフト。
そこで坂ノ途中を発見し、まかない担当に。坂ノ途中の編集室ではお野菜を使ったレシピを毎月考えている。エスニック系の料理が得意。