とうがんのやさしい甘み、新しょうがのさわやかな香り。おだしのうまみたっぷりの餡をまとわせて、いただきましょう。熱々のままでも、冷やしてもおいしいですよ。

季節のお野菜メモ

とうがんの旬は夏から秋。玉のまま冬まで保存できることから「冬瓜」と名付けられたといわれています。
あっさりとした味わい、ほろっと繊細な食感は、おだしを利かせた和食の煮物にぴったり。同じく旬の新しょうがを添えれば、清々しい味わいに。
薄くスライスして塩もみすると、生のままでもおいしくいただけますよ。

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材料(2人分)

とうがん 400g(約1/6玉) 
新しょうが(またはしょうが) 1かけ
だしパック 1袋 ※今回は京のだしパックを使いました 
水 400ml
A 酒 大さじ1/2
A 薄口しょうゆ 小さじ1
A 塩 小さじ1/2

〈水溶き片栗粉〉
片栗粉 大さじ1
水 大さじ2

つくり方(調理時間:約30分)

1)とうがんはスプーンで種を取って、食べやすい大きさに切り、皮をむきます。

2)鍋に1のとうがん、だしパック、水を入れて強火にかけ、煮立ったら中火にします。

3)とうがんを炊いているあいだに、しょうがをすりおろします。

4)とうがんの芯まで火が通り、ほどよいやわらかさになれば、Aの調味料を加えて味を調えます。だしパックは取り出し、そのまま2~3分程度火にかけて味を馴染ませます。

5)フツフツと煮立つ火加減のまま、水溶き片栗粉を加えます。全体をゆっくりと混ぜ、とろみのツヤと透明感が出たら火をとめます。

器に盛り、すりおろした新しょうがをたっぷりとのせてできあがりです。

涼しい日には温かく、暑い日には冷蔵庫で冷やして召し上がるのもおすすめ。

おすすめの食材

京のだしパック
手軽でありながら、素材の豊かな風味をしっかりと引き出せるだしパック。香りと味わい、こくのバランスがとれた、上品なおだしがひけます。京都のうどん屋さんでも使われているという合わせだし。うどんだしのほか、煮物や味噌汁など日々のお料理に。 

 

レシピを教えてくれた スタッフ


まゆ(まかないづくり、レシピ作成)
フレンチのレストランで10年以上経験を積んだのち、結婚を機にお野菜のお弁当のケータリングに仕事をシフト。
そこで坂ノ途中を発見し、まかない担当に。坂ノ途中の編集室ではお野菜を使ったレシピを毎月考えている。エスニック系の料理が得意。