こんにちは、みやしたです。

 

普段ほとんどテレビを見ないのですが(なんせ家にないので…)、たまに機会があって見ると、驚くほど頻繁に「グルメ番組」をやっていますね。おいしそうなものを眺めるのは好きなので、つい見入ってしまうこともあるのですが、聞こえてくる感想の大半が「あま~い」「やわらか~い」であることがいつも気になります。

 

あまくてやわらかくておいしいもの、野菜にも確かにたくさんあります。しかし!その正反対で、固くて苦くて辛いのにおいしい野菜がたくさんある、ということを、坂ノ途中は(←勝手に代表します)主張したいのです!

 

坂ノ途中のごはんから、固い、苦い、辛いの野菜をご紹介します。

 

こちらはちぢみさつき菜のごま油炒め。茎がしっかりしていて葉も歯ごたえがあって、「やわらか~い」とは程遠い、わしわしと噛みしめないといけないお野菜ですが、噛むほどに口の奥からじんわり香り立つようなおいしさなんです。

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こちらもわしわし野菜、レッドロシアンケールのガーリックソテー。よーく噛めばほんのりと甘く、にんにくの香りとオリーブオイルの風味と相性ばつぐんです。

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あらいぶきっちんさんのおからを使った“うの花”。干ししいたけの戻し汁であまーく炊いて、ほろ苦い菜の花をさっとゆがいたものを最後に混ぜます。苦みがほんの少し混ざることで味になんともいえない奥行きが出ます。やわらかいおからと弾力のあるしいたけとあいまって、茎の固さがいいアクセントに。

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見慣れない色合いのこちらは、サラダセットでおなじみ、赤サラダからし菜の菜の花です。

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畑だとこんな感じ。小さな花芽がほんとにかわいいです。ムーミンに出てくるにょろにょろのようです…

こんなかわいい見た目ですが、からし菜の仲間なので、ぴりりと辛いです。さっと塩もみしてオリーブオイルで和えていただきます。

 

おいしいだけではなく、野菜の辛みや苦みには栄養分が集まっていることも多いとか(たとえば大根の辛み成分には発がんを抑制する作用があると言われています)。固さも苦さも野菜の個性。いろんな味わいを楽しんでいただきたいです。

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