黒枝豆の産地、京都府京丹波町で農業を営む、〈京の丹波 野村家〉野村幸司さんから教えていただいた、黒枝豆の炊き込みごはんです。
ほっくり炊きあがった豆はつやつやと光り、香り豊か。
豆の旨みがお米にしみこんで、黒枝豆の風味がたっぷりです。
今回は塩と酒のみの味付けですが、だしや醤油を入れるとさらにコクが出るよ、と野村さん。お好みの味わいに仕上げてみてくださいね。

材料
黒枝豆(鞘ごと) 1袋(200g)
米 2合
塩 小さじ1
酒 大さじ1
つくり方(調理時間:約10分 浸水・炊飯時間を除く)
1)米は研いでザルにあげます。
2)炊飯器または鍋に、米と2合分の水を加え、30分ほど浸水させます。
3)黒枝豆は生のまま、鞘から実を取り出します(薄皮は付けたまま)。
4)2に塩と酒を加えて混ぜ、枝豆を上にのせて炊きます。
黒枝豆の収穫時期は、ゆっくり昼ごはんを食べていられないほど忙しい。そんなときは、黒枝豆の炊き込みごはんをおにぎりにして、おなかが空いたら畑の脇に腰掛けてさっと食べる。それがいちばんの楽しみだという野村さん。
黒枝豆がたわわに実った畑の風景も思い浮かべながら、味わってみてください。
レシピを教えてくれた農家さん|京の丹波 野村家(京都府京丹波町)
野村幸司さんは、元・坂ノ途中スタッフでもある若手生産者。坂ノ途中で働きながら、祖父・保さんの畑を手伝っていましたが、2020年に退職し、畑を継ぎました。
農家を継ぐ決心をしたのは、京丹波町の5年先、10年先を考えたときに、今はじめないと手遅れになると感じたから。土づくりをするにも2、3年かかる農業。いよいよ担い手不足が深刻になってからだと遅すぎる、今やらないと! と。今では、地域の方から畑を預かることも多くなり、少しずつ農地も増えてきたそうです。
坂ノ途中にはラディッシュや賀茂なす、黒枝豆などさまざまなお野菜を出荷してくれています。
