とろろをホワイトソースに見立て、香ばしいグラタンをつくります。すりおろしと厚切りの二つの食感を合わせた、長芋を存分に味わう一品です。味付けは塩麹でお手軽に。

季節のお野菜メモ

・長芋
産地の北海道では、秋と春の2回収穫が行われます。春に種いもを植えて秋に収穫する「秋堀り」と、土の中で越冬させて翌年の春に収穫する「春堀り」です。
低温でゆっくり熟成された春の長芋は、甘みやコクが増した味わい。すりおろすとトロトロ、焼くとホクホク、調理方法によっていろいろな食感と味が楽しめますよ。

材料(2人分)

長芋 300g
塩麹 小さじ1と1/2
塩 少々
オリーブオイル 適量
パン粉(お好みで) 適量
パセリ(お好みで) 適量
チーズ(お好みで) 適量

今回使った調味料
森田醤油店の塩麹 80g

つくり方(調理時間:約20分)

1)長芋は、半分をすりおろし、もう半分は1cm厚さの輪切りにします。

2)すりおろした長芋に塩麹を加えて混ぜます。

3)耐熱皿にオリーブオイルを塗って、長芋の輪切りを並べ、塩を振ります。上から2のすりおろしを流し入れます。

4)お好みでパン粉、パセリなどをのせ、焼き色が付くまでオーブンで約10分焼きます。

焼き立てでも、冷めてからでも美味しいですよ。

一緒にチェック
長芋のグラタンとごいっしょに
ルッコラとベビーリーフのサンドイッチ

スタッフの試食コメント

・カリッと焼けた表面と、しっとり甘い熱々の中身を、スプーンですくってひとくち。一皿まるごと食べたいほど美味しさが詰まっています。

・グラタンはソースを作るのに手間がかかる印象だったので、お手軽さに驚きました。
簡単なのに、長芋のポテンシャルが最大限に活かされていて、ぺろっと食べてしまいます。
お好みでチーズや海苔を加えたり、アレンジがしやすいのもうれしい。

レシピを教えてくれた スタッフ


まゆ(まかないづくり、レシピ作成)
フレンチのレストランで10年以上経験を積んだのち、結婚を機にお野菜のお弁当のケータリングに仕事をシフト。
そこで坂ノ途中を発見し、まかない担当に。坂ノ途中の編集室ではお野菜を使ったレシピを毎月考えている。エスニック系の料理が得意。