こんにちは、みやしたです。

朝、おふとんから出るときにする「決意」の度合いがだんだんと小さくなってきました。坂ノ途中オフィス目の前の東寺さんには梅の木はないのですが、京都市内のあちこちにある名所で見ごろらしいですよー。これはもう、春でしょう!

みなさまご存知のとおり(?)春は、お野菜、ならびに季節のお野菜を中心に扱う八百屋にとっては、やや苦しい時期。冬の旬のお野菜とすこしずつさよならしながら、少数派の「春においしい野菜」でつなぎつつ、夏野菜の登場を待ち焦がれる季節の到来です。

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そんな冬の名残と春の予感を詰め込んだ今日のまかない。野菜の重ね煮と、菊菜ふりかけごはん。重ね煮は、熱したオリーブオイルでマッシュルームを炒めて香りを出したあと、にんじん、じゃがいも、葉玉ねぎの玉の部分、蒸したお豆、キャベツ、葉玉ねぎの葉の部分を順に重ねて、中火でことこと。水は焦げない限りほとんど加えず、お野菜の水分だけで煮込みます。コツは、新しい層を重ねるごとにすこーしずつ塩こしょうをふることです。自然とお野菜から水分が出て、甘みが増しますよー。最後に、アクセントにチリペッパーをすこし。「おだし何ですかー?」と聞かれましたが、何にも加えてません。

菊菜はこまかく刻んで、お醤油とごま油であえたものを炊きたてごはんにかけるだけ。混ぜ込んでもおいしいのですが、今日はもちもちの黒米ごはんだったためふりかけに。

 食べながら、「今年のたけのこいつかなー」なんて話をしました。そうそう、山菜やアスパラも春だけのお楽しみ。アイテムが少なくなるのは、八百屋的にはとっても大変ですが、季節の移ろいをじっくり味わって過ごしたいものです。今日も、ごちそうさまでした!

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