また手にとりたくなる野菜
「美味しく育つ、理由がある」
日本の風土は多様です。
暖かな風と日光に恵まれたところ、ずっしりと雪が降り積もるところ、豊かな森と海に囲まれたところ――。

気候や地形、土壌によって、育つ作物もさまざまです。
その土地の特長を生かしながら、手をかけて育てられたお野菜は、うんと美味しい。

たとえば、瀬戸内海の無人島で日光をたっぷり浴びたまろやかなレモン、鳥取・大山のジンジンとする寒さのなかで甘みの増したキャベツ、対馬の海風を受け栄養を蓄えた原木で育った香り高いしいたけ。

「また手にとりたくなる野菜」では、そうした、美味しい背景、ストーリーをもったお野菜やくだものをお届けします。お料理をつくりながら、食卓を囲みながら、「農家さんはこんな人なんだって」「こういう場所で、こんな工夫で育てられているんだよ」「また食べたいね」そんな会話のきっかけにもなれば、とても嬉しいです。

目次

はっぱ屋のちぢみほうれんそう
長野県中川村のはっぱ屋さんから、肉厚で甘みたっぷりのちぢみほうれんそうをお届けします。
冬本番の寒さがやってくるころ、ちぢみほうれんそうの旬がはじまります。
冷たい空気にあたることで、葉は地面を這うように広がり肉厚に。そして、低い気温のなかでも凍らないように養分濃度を高めるため、甘みがぐっと増して濃い味わいになります。
沖縄の塩セロリ
シャキっとそのままかじってみてほしい、沖縄の塩セロリ。爽やかな香りのなかに感じる、ほのかな塩気と甘み、豊かな味わいから名付けられました。
このセロリが育つのは、沖縄県南部、太古は海の底だったというミネラル豊富な土のもと。温暖な気候ですが、真冬は海からの冷たく強い風が畑に吹きつけます。冷たい風に当たると水分内のミネラル濃度を上げようとするので、その分味わいが濃くなります。
【特栽相当】蔵王のとっておきラ・フランス
山形県上山市、蔵王連峰のふもとで西洋なしを育てる蔵王ウッディファームさんから、とろけるような舌ざわりのラ・フランスをお届けします。
おいしい秘訣は、丁寧でこまめな作業にあります。量を収穫することよりも、あじわいを大切に。すべての実に充分な栄養が行きわたるように育てると、糖度が高く香りも良く、なめらかな舌ざわりになるそうです。
畑があるのは、蔵王連峰の裾野に広がる、やわらかな光がさんさんと降りそそぎ、風が通り抜けていく気持ちの良い丘陵地。みどりいっぱいの上山の風景を想像しながら、お楽しみください。
種子島のたからもの安納いも
やわらかく暖かな海風そよぐ南の島・種子島から、島の宝のように伝わる安納いもが届きました。
じっくり焼いた安納いもは、蜜のように甘く、ねっとりとろけるような食感。至福の冬のおやつをお楽しみください。
大山冬キャベツ
中国地方最高峰、鳥取県の「大山(だいせん)」。その裾野にある大山ナチュラルファームさんから、冬のキャベツをお届けします。
葉はしっかりしているけれどふんわり柔らかい。甘くしみじみとした味わい。
サラダにも、煮込み料理にも、蒸し料理にも。いろいろな食べかたでお楽しみください。
福富生まれのれんこん
日本屈指のれんこん産地、佐賀県白石町。なかでもこの地でれんこんの栽培をはじめた、福富地区。100年ほど前からつくられている「福富れんこん」をお届けします。
まずはシンプルにじっくり焼いて、塩をぱらりとかけて食べるのがおすすめです。糸をひくほどのもちもち感と皮のシャキシャキとした食感。滋味深い甘みで、あぁ明日もまた食べたい、と思います。
無人島のレモン
広島県呉市、瀬戸内海に浮かぶ尾久比島のエビス農園さんから、陽の光をたっぷり浴びて育ったレモンが届きました。
香り高く、酸味はややまろやか。柑橘らしいさわやかな甘味があります。坂ノ途中スタッフのあいだでは「エビスさんのレモンは、”かける”ではなく”食べる”」と言われているほど。キュッとしぼってレモンサワーやお料理のアクセントに。皮ごと使って、シロップやジャム、塩レモンなど。使いかたいろいろです。
お客さまのお声
「また手にとりたくなる野菜」をお届けしたお客さまから寄せられたお声をご紹介します。
これまでの「また手にとりたくなる野菜」
これまでにお届けした「また手にとりたくなる野菜」や、「また手にとりたくなる野菜」を使った加工品たちです。

また収穫がある時期に販売を再開するものもございますので、楽しみにお待ちくださいね。