みずいろ、紫、ピンク、白、黄緑・・・
色とりどりに咲く紫陽花がうつくしい季節。
そういえば、よく行く銭湯の「ゆ」のれんも、
紫陽花とカタツムリが描かれたものに入れ替わり。

もう梅雨。梅の手しごとの季節です。
梅酒、梅シロップ、梅干し、自分でつくるとちょっととくべつ。
今年はどんな梅しごとをしようかとあれこれ考えます。
梅の香りに包まれるだけで幸せな気持ちになるのです。
みなさんも、この季節だけの手しごとを楽しんでくださいね。

梅の下準備

梅をおいしく味わうために、まずは梅の下準備をします。
友達や家族とお喋りしながらするのも良し、ひとりで黙々と手を動かすのも良し。
わたしは深夜にラジオを聴きながら、というのが好きです。

坂ノ途中がお届けする梅、黒い斑点があったり、すこし傷があったりと、
見た目にはちょっと驚かれるかたもいらっしゃるかもしれません。

ちょっと見た目は悪いかもしれませんが、
食べてお腹が痛くなったり、まずい、ということはないので、
安心してお使いいただければと思っています。

梅の見た目について、詳しくはこちらをご覧ください。
みなさんに一度は読んでいただきたいおはなしです。
〈梅のほくろのはなし〉

梅しごとその1 梅シロップ

梅が手入ったら、わたしはまず簡単な梅シロップをつくります。
梅のへたをとって下準備をすれば、あとは梅と砂糖を交互に瓶に詰めるだけ。
1週間ほどすれば、とろりとした梅シロップが完成です。
〈梅シロップのレシピ〉

わたしはいつもマスコバド糖でつくっています。
やさしい甘さなので、梅の風味も引き立って、おすすめです。

これからの季節、お水やソーダで割って飲むと、爽やかな気分になります。
お風呂上がりのドリンクにも、ぴったり。
(銭湯がえりの自家製梅ソーダが最高です)

梅シロップにお酢を加える梅ビネガーシロップも、さっぱりしておいしいです。
〈梅ビネガーシロップのレシピ〉

梅しごとその2 梅酒

お酒が好きな方は、梅酒づくりも欠かせませんね。

写真は昨年漬けた梅酒。泡盛と氷砂糖に、バニラビーンズを加えました。
お酒や砂糖の組み合わせ、それからスパイスを入れてみたりと、アレンジをしてみるのも楽しいです。

わたしたちスタッフも、酒好きのあいだで、
今年はどんな梅酒漬けたー?という会話が毎年盛り上がります。
半年ほど経って、飲みごろになってくると、
みんなの梅酒の飲みくらべ会をしたりもします。

〈きほんの梅酒のレシピ〉

梅しごとその3 梅酢

昨年はじめて梅干しをつくったのですが、
その際にできた梅酢がとてもおいしくて、今年は梅酢をメインでつくってみました。

つくり方は簡単。
下ごしらえをした梅とお塩(梅の重量の15~20%くらい)を交互に詰めていくだけ。
数日経つと梅酢が上がってきて、5~7日ほどで完成です。

わたしのなかで大ヒットしているレシピが、
春菊に梅酢と焙煎ごま油をかけただけの和え物。
毎日食べたいと思って、たくさん仕込みました!

今はどれも完成を待っているところ。
毎日瓶を眺める、この時間もよいものです。

このほかにも、梅しごとのレシピをご紹介しているので、いろいろとつくってみてくださいね。
〈梅しごとのレシピまとめ〉

●もゆる

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