こんにちは!街はすっかりクリスマス模様ですね(ヨヨギも店内を飾り付けました!)。クリスマスツリーが日本で初めて飾られたのは、江戸末期の1860年のこと、プロイセン王国の行使邸宅においてだったそうです。クリスマスの準備係に指名されたプロイセンのお役人さんは、江戸の植木屋を走り回ってもみの木に似た木を探し出したとか。。植木屋さんは、自分の売った木が、まさかろうそくや星やお菓子や靴下をつるすためのものだとは思わなかったでしょうね。
今週は、しっかりとした甘みが魅力の、アレッタをピックアップします!今週のレシピはクリスマスパーティにもおすすめ!
***アレッタ***
図1
アレッタはアブラナ科の野菜です。あまり見慣れない・聞き慣れないこの野菜、実はブロッコリーとケールをかけあわせて誕生した、新しい品種なんです。三重県で生まれ、2011年に農水省に品種登録されたばかり。「アレッタ」とは、イタリア語で「小さな翼」「魅力的なもの」という意味です。
名前の通り、魅力いっぱい!葉も茎もつぼみもすべて食べられます。ケールはビタミンやミネラル、食物繊維、葉酸などを豊富に含む一方、独特の苦みがありますが、アレッタはこれら栄養素を受け継ぎつつも苦みはありません。とっても濃厚な味で、甘いです!ぎゅっとかみしめると、深いうまみが広がります。炒めものや和えもの、蒸し野菜など、いろいろな料理でおいしさを発揮しますよ!天ぷらやスープもおすすめ◎
ケールやイタリアの黒キャベツに似た濃い緑色は、火を通すといっそう鮮やかに際立ちます。成長すると、葉の間に、写真の左端にちらりと顔を出している、小さなブロッコリーのようなつぼみが次々と出てきます。葉も茎もつぼみも丸ごと、濃い味わいをお楽しみくださいね。
***アレッタのポテトサラダ***

1、ジャガイモを粉吹き芋にします。出来上がったら熱いうちにレモン汁をふりかけ、塩と砂糖をで下味をつけます。
2、アレッタの葉を一口大、茎を細切りに、にんにくをみじん切りします。
3、鍋にオイルとにんにくのみじん切りを入れて火にかけます。にんにくの香りが立ったらアレッタを加えて弱火でじっくりソテーし、塩で下味をつけます。
4、1と2をあわせ、ねりごまを加えます。塩で味を調えたらできあがり!アレッタのコクのある味が引き立つレシピです。お好みでクミンを散らしたりツナを加えたりしてもおいしいです。
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それでは、また来週!