こんにちは、広報くらたです。
とうとう今週から、12月。12月のよく知られた異名は「師走」ですが、ほかにもたくさんの表し方があります。1年の締めでもろもろに追い込まれるから「極月」「窮月」、年が暮れゆくから「暮古月」、寒さ深まるから「雪月」「氷月」、新春をひかえているから「春待月」。
「春を待つ月」なんて、美しくてなんだか希望が感じられて、いいなあと思います。「師走」の慌ただしさばかりにとらわらず、やがて来るあたたかい春に思いをめぐらしつつ、1年をしめくくりたいです。

今週は、とっても立派なおねぎさん、「下仁田ネギ」をピックアップします!焼いてよし、煮てよし、とろりとした甘さがたまりません!レシピは、ホイル焼きと、相性抜群のたれのご紹介です。
図1
ネギはヒガンバナ科の野菜(分類の仕方によっては、ユリ科やネギ科とされることもあります)。タマネギやニラ、ラッキョウの仲間です。
中国西部から中央アジアが原産とされ、日本へは奈良時代に渡来したと言われています。8世紀に書かれた「日本書紀」に既に登場している、とても歴史の古い野菜です。

もともと、寒冷で耕土の深い関東は土をかぶせて栽培する根深ネギ(白ネギ)、温暖で耕土の浅い関西は葉ネギ(青ネギ)が主流でしたが、人の移動や輸送の発達により、現在は料理に合わせて両方を使い分けるようになっています。

下仁田ネギは根深ネギの一種で、群馬県下仁田で古くから栽培されてきた品種です。下仁田には、江戸時代に書かれたネギの発注書が残っているそう。江戸にいた大名による、「ネギ200本を至急送れ。送料はいくらかかっても良い」という内容で、これを由来に「殿様ネギ」と呼ばれたりもしています。

写真のように、白い部分がとりわけ太いのが特徴で、お鍋やスープにことこと煮たり、オーブンやグリルでじっくり焼いたりすると、柔らかくとろける食感になります。
中に詰まっているゼリー状のものは「あん」などと呼ばれますが、水溶性の食物繊維です。流通時に潰れると見た目が悪くなってしまうため、最近は「あん」が少ないネギが一般的になっていますが、じつはこの「あん」こそがとってもおいしいんです。とろりとした深い甘みをお楽しみください。

下仁田ネギのホイル焼きと2種類のたれ



材料
下仁田ネギ 適量

<たれ>
A:オリーブおかか醤油(写真奥)
・かつおぶし 適量
・醤油 適量
・エクストラバージンオリーブオイル 適量 
 ※マイルドな味のオリーブオイルがおすすめ

B:さっぱりゆず味噌(写真手前)
・味噌
・砂糖
・みりん
・ゆず果汁
 ※お好みでゆずの皮のみじん切りを加えても

作りかた
1、下仁田ネギをアルミホイルに包み、150℃に温めたオーブンで30分ほどじっくり蒸し焼きにします。
2、2種類のたれを作ります。

A:オリーブおかか醤油
 かつおぶしにエクストラバージンオリーブオイルと醤油を和えたらできあがり。
 ※Aのオリーブオイルは、マイルドな味のものを選んでください。オイルのコクがおかかに加わって、ネギの力強さに負けない味わいです。
B:さっぱりゆず味噌
割合は1:1:1:1で準備します。味噌、砂糖、みりんを合わせ熱しながら練り上げ、仕上げにゆず果汁を加えたらできあがり。