こんにちは、広報くらたです。
先週から東京はぐっと冷え込みました。2015年10月21日は、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー2」で主人公ドクとマーティが1985年からタイムスリップしてくる、「30年後の未来」の日です。こどもの頃、豪快なタイムスリップシーンや未来での2人の冒険にワクワクしたものでした。その未来に追いついたと思うと不思議な気持ちになります…。この映画の2015年に登場した「近未来アイテム」の多くは今、(実用化はともかく)技術的には可能になっているそうです。
今週は、おまけで皆さまにお届け予定!グリーンが目にも爽やか、上品な酸味の辺塚だいだいと、すがすがしい食感と味が魅力のラディッシュをピックアップします。ぽん酢と、辺塚だいだいとラディッシュをまるごと使ったレシピもご紹介しています。とても手軽なので、ぜひお試しください!
***辺塚だいだい***
  
「へつかだいだい」と読みます。辺塚は鹿児島県の大隅半島、肝付町内之浦にある集落の名前。エメラルドグリーンの海と白い砂浜の続く海岸にウミガメが産卵にやって来る、とても美しい場所です。
辺塚だいだいは、この集落に自生していた柑橘で、地元では古くからお酢の代わりに使われていたそうです。だいだいに比べ小ぶりで、皮が薄いのが特徴。だいだいは「橙色」になるのを待ち冬に収穫するのに対し、辺塚だいだいは9-10月の実の青い時期に収穫します。皮と果肉のきれいなグリーンの色そのまま、ぱっと鮮やかな香りと、上品ですっきりとした酸味を持っています。焼き魚や鍋物にきゅっと絞ったり、果汁をソーダに混ぜたりしてもおいしいですよ!

***ラディッシュ***

ラディッシュはアブラナ科の野菜。コロンとしたまるい形は小さなカブのように見えますが、ヨーロッパ原産のダイコンの一種です。根だけではどちらかわからないことが多い「カブ」と「ダイコン」、じつは葉を見るとわかります。例外もありますが、葉に切込みがあるものはダイコン系、切込みのないものはカブ系です。   
ラディッシュが日本にやってきたのは明治時代のこと。成長が早く、種をまいてから収穫までの期間が短いため、「ハツカダイコン」という名がつけられました。まるく鮮やかな赤色の品種のほか、少し細長く、上は赤色、下は白色の2色の品種などもあります!
みずみずしい根は薄くスライスしてサラダの彩りに。軽く塩もみをすると辛味はやわらぎます。甘酢漬けやナムルもおすすめ!葉も柔らかくおいしいです。裏の細かなトゲは、塩もみや加熱をすると気にならなくなりますよ◎炒めものや刻んで炊きたてのごはんと混ぜる菜飯、お味噌汁の具などにどうぞ!
**辺塚だいだいのてづくりぽん酢**

1、酒、みりん、しょうゆ、辺塚だいだいの果汁を1:1:1:1の割合で用意します。
2、酒、みりんを煮切って冷まし、しょうゆと果汁を加えたらできあがり!
 昆布をつけ一晩おいておくと昆布ぽん酢に、かつお節を入れ一晩おいてこすとかつおぽん酢に!
**キノコとラディッシュのホットサラダ**

1、キノコは塩をして酒炒りに、ラディッシュの根はスライスして塩もみ、葉はさっと塩ゆでして細かく刻みます。辺塚だいだいは皮ごと薄くスライスします。
2、きのこ、ラディッシュの根、葉、辺塚だいだいを合わせ、ごま油とぽん酢味をつけたらできあがり!
 ※ぽん酢は食べる直前にかけるのがポイントです。かけてしばらくおくと葉の色がくすんでしまいます。
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それでは、また来週!