こんにちは、くらたです。
夏まっさかりですね。駅まであるく道に、夏の花が次々に咲いています(先週触れたヒマワリは、大輪の花が咲きました!)。ゼラニウムにサルスベリ、スイフヨウの花、みんな、この強い日差しの下でもとても元気そう。。夜に戻るときには、今度は月見草が白い花をぽっと開き、オシロイバナが甘い香りを漂わせています。この香り、夏の楽しみです。スイフヨウは、朝は可憐な白い花、午後は薄いピンク色、夕方には濃いピンク色、と色合いが少しずつ変化する花。だんだん赤くなっていくさまがお酒に酔っていくようだ、と「酔芙蓉」と名付けられました。おもしろいなあ。
今週は、ただいま豊作!ネバネバ野菜のオクラをピックアップします。実は、フヨウやハイビスカスの仲間なんですよ◎坂ノ途中が扱ういろいろなネバネバ野菜たちもご紹介します!
***オクラ***

アフリカ原産のアオイ科の野菜です。エジプトでは、紀元前2世紀には栽培されていた記録が残っているそう。日本へは江戸~明治時代にやってきました。かわいらしい切り口と、刻むと出てくる独特の粘りが特長。下の写真のように、上向きに実をつけます。

ナスやキュウリ、トマトがたわわに下がる夏野菜の畑で、すっくと上を向く姿は、とても個性的で凛々しいです。
オクラのネバネバのもとは、食物繊維のペクチンと、タンパク質です。このネバネバには体内の粘膜を保護するはたらきがあると言われており、胃腸の弱りがちな夏にぴったり。つるっとした食感は暑さで食欲が落ちた時も食べやすいですよね。
手軽にさっとゆでて醤油と鰹節をかけたり、天ぷらにしたりスープに入れたり。海外では、ヨーグルトと和えたり煮込んだり、ごはんと一緒に炊き込む料理もあるそうです。いろいろな食べ方で味わってみてくださいね◎
ネバネバの野菜たち

ネバネバ野菜は実はほかにもたくさん!上の写真の左から、オクラと赤オクラ、ツルムラサキ、モロヘイヤ、オカワカメです。どれも湯がいて刻むと粘りが出てきます。
ツルムラサキは葉と茎をおひたしや炒めものに、モロヘイヤは葉を細かく刻んで納豆や冷奴に、オカワカメは酢のものやおひたしに。それぞれ違う味わいでおいしいです。ネバネバをたーっぷり楽しんで、暑い夏を乗り切りたいですね!
***オクラのおすすめレシピ***
オクラとわかめの春雨サラダ

1、春雨をゆでて、食べやすい長さに切り分けます。
2、オクラとオカワカメをさっとゆでて、細切りにします。
3、赤タマネギを千切りし、軽く塩をふって水にさらし、水気を取ります。(塩をせず水にさらすだけでも、また  水にさらさなくても大丈夫です)
4、トマトを湯むきして、角切りにします。
5、ボールに生姜のしぼり汁(すりおろしでもOKです)、砂糖、酢、醤油、ごま油を混ぜ合わせておきます。
6、1ー3を別のボールに合わせ、4を回しかけ、よく和えたらできあがり!
オクラ×オカワカメ×春雨のつるつるコラボ!食感が楽しく涼しげな、暑い日によく合う一皿です。
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それでは、また来週!