ひよこ豆をつかった中東の伝統料理。日本では「フムス」として知られていますが、現地での発音は「ホンモス」に近いそうです。材料さえ揃えれば、手順はとっても簡単。スパイスや青唐辛子をきかせると、より本場の味に近づきますよ。
材料(写真のお皿約2杯分)
ひよこ豆(水煮) 400g
※乾燥豆を使う場合は100g(指先でつぶせるくらい柔らかく茹でておきます)
ニンニク 4片
練りごま(タヒニ) 大さじ2
レモン果汁 1個分
塩 大さじ1
水 200ml
オリーブオイル 大さじ1
青唐辛子(お好みで) 2本
クミンパウダーやスーマック※(お好みで)
※中東料理によく使われる鮮やかな赤色のスパイス
作り方
1)ひよこ豆、ニンニク、練りごま(タヒニ)、レモン果汁、塩、水、オリーブオイル、青唐辛子をフードプロセッサー(高速回転)にかけます。
滑らかさはお好みで。ひよこ豆のつぶつぶ感を楽しみたい方は粗めに、クリーミーな食感がお好きな方はしっかりと攪拌(かくはん)してください。
2)お皿に盛って、オリーブオイル(分量外)、お好みのスパイスをかけます。ひよこ豆を少し残しておいて飾りつけても。
冷蔵庫で3日ほど保存できます。青唐辛子は入れなくても美味しいですが、ガザの人たちは辛いものが好きなので、入れるとガザ風を楽しめます。
サハルさんのレシピについて
パレスチナ・ガザ地区で活動する国際協力NGO パルシックさん。坂ノ途中のコーヒーブランド「海ノ向こうコーヒー」では、パルシックさんが活動されている東ティモールのコーヒーを扱っていたことがあり、その繋がりから、パレスチナのお話も聞くことができました。
ニュースでご存じの方も多いかと思いますが、ガザ地区はいま戦時下にあり、たくさんの方々が逃げたくても逃げることができず、避難民として生活されています。
坂ノ途中でも、なにか支援ができないかと考え、パレスチナのオリーブオイルやチーズなどの販売も検討しましたが、今はまだ現地からの輸出は難しい状況です。そこでまずは、パレスチナの文化へ思いを寄せるきっかけになればと、パルシックさんからご紹介いただいたパレスチナ料理のレシピを「坂ノ途中の編集室」で公開することにしました。