vol.22
「やるー! やるー!」
子どもは2歳くらいになると、なにかと大人の真似をしたがることが増えてきます。
とくに、お料理をつくるお手伝いは、おままごとなどでイメージが膨らむためか、子どもが「やりたい!」ということが多いように感じます。
火や包丁はまだ少し心配……だけど、お手伝いしたい! という気持ちには応えたいですよね。
今が旬の青豆をつかったお料理は、さやから豆を取り出すお手伝いをお願いできそう。
一緒に準備をして、一緒に食べられる青豆と新玉ねぎのスープのレシピをご紹介します。
新玉ねぎの甘みとベーコンの旨みがお豆を噛むたびにぷちっと弾ける、やさしい味わいです。
材料
(大人2人+子ども1人)
うすいえんどう さや付き300g(豆で約90g)
新玉ねぎ 200g
ベーコン 40g
バター 5g
水 600cc
押し麦やもち麦 大さじ1.0(今回はもち麦を使用しました)
塩 小さじ½(今回はカンホアの塩を使用しました)
●大人用追加材料
粗挽き黒胡椒
つくり方
1) うすいえんどうの豆をさやから取り出します。新玉ねぎは皮を剥き、1cm角くらいに切ります。
2) 鍋にバター、新玉ねぎを入れて火にかけます。
3) たまねぎがしんなりしたら、豆、もち麦、水、塩を入れます。
4) 再沸騰後、弱火にして15分〜20分煮込みます。豆が指でつぶせるぐらいやわらかくなっているか、取り出して確認してください。
5) 子ども用に具材を取り分け、皿に盛ってスープをかけます。
6) 大人用には黒胡椒を加え、味を整えます。
離乳初期のお子さんには、お豆と新玉ねぎを取り出してお湯で洗い、フードプロセッサーなどでペーストに。離乳後期ごろ~1歳半ぐらいまでは、豆と新玉ねぎだけを取り分けて、スープは少しお湯で薄めてあげてくださいね。
執筆:奥野由(おくのゆい)
大学で栄養学を学び管理栄養士の資格を取得。食品メーカーで商品開発として楽しく働いていたが、出産を機に「子どもと食」への興味がむくむくと膨らみ退職。離乳食や幼児食の勉強をはじめる。母子栄養指導士の資格を取助産院などで教室を開催しつつ、坂ノ途中と一緒にベビーフードを考えている。あだ名は「ちゅい」。その由来もいずれこのコラムで明らかになるかも……?