こんにちは、広報くらたです。
先週、東京は初雪・初氷でした。今週1/21は「大寒」。1年で最も寒くなる頃とされています。寒天やお酒、お味噌など、寒気を利用した食品を仕込む季節です。大寒の次の節気は「立春」。この寒さを乗り越えると、次第に春の足音が聞こえてきます。天文学上は、二十四節気は、1年間の太陽の通り道を24に区切り、それぞれの地点を太陽が通過する「瞬間」を示したもの。今年の「大寒の瞬間」は、1/21の午前0時27分だそうです。
今週は、とってもみずみずしいサラダタマネギ「シャルム」をピックアップします!めずらしい冬どり用のタマネギです。セットによっては入っていない場合もございます。ご了承くださいませ。「シャルム」を出荷してくださっている農家さん、大阪府箕面市のととろみファーム 大山さんもご紹介します◎
***サラダタマネギ シャルム***
図1
タマネギは、中央アジア原産とされるヒガンバナ科の野菜です(分類の仕方によって、ユリ科やネギ科とされることもあります)。7000年も前から栽培されており、古代エジプトではピラミッド建設の労働者に配給されていたそうです。一方日本で食べられるようになったのは明治時代のこと。タマネギの長ーい歴史からすると、ごく最近のことですね。。独特の香りと辛みは、にんにくなどと同じ、「アリシン」によるもの。水にさらし時間をおいたり、加熱したりするとやわらぎます。シャルムは、この辛みが少なく、甘みの強い品種です。一般的に新タマネギが出回るのは初夏、今の時期は貯蔵品ですが、シャルムは冬が収穫時期。寒さに当たって育つことで乗る甘みと、初夏の新タマネギのような柔らかくジューシーな肉質が魅力です!まずは生のままサラダがおすすめ。シャルムは、水には「さらさない」のがポイントです。切って20~30分空気に触れさせてみてください。辛みが抜け、甘みがより感じられようになります。加熱すると甘みはより増します!切ってレンジで3分ほど加熱し、オリーブオイルやごま油と塩こしょうで和えるだけでもとってもおいしいです◎

↑収穫前のシャルムです

***シャルムとセロリ、切り干し大根の柑橘サラダ***


1、シャルム1個を繊維にそって薄切りに、セロリ1本を千切りにし、 20~30分ほどおく。セロリの葉はちぎる。切り干し大根20gを、たっぷりの水が入ったボールでほぐすように洗った後、ざるにあげて水を切る。柑橘1個(ぽんかん、オレンジなど)の、半分は小房に分けて薄皮を取り、半分は果汁を絞る。
2、柑橘果汁大2、生絞りごま油大1、醤油大1を合わせてドレッシングを作る。
3、シャルムとセロリは水を切り、切り干し大根、柑橘と合わせてドレッシングで和える。仕上げにたっぷりのかつお節、セロリの葉を和えてできあがり!

***農家さん紹介 ととろみファーム 大山一馬さん***

 

大山さん


今回お届けするサラダタマネギ「シャルム」の農家さんは、大阪府箕面市のととろみファームさん。2013年に始められた、4人で営む農場です。7ヵ所約1haの畑で、シャルム、ミニキャロットやジャガイモ、生食用ほうれん草、ハーブなどを栽培。シャルムが育てられた畑は、7つの畑の中でもとりわけ山深い場所にあるんですよ。土づくりの特徴は、造園業の盛んな隣町、池田市から出る剪定チップをすきこむこと。地域の余剰資源を積極的に有効利用していらっしゃいます。
写真の大山さんは、農作業とともに営業も担当。飲食店での仕事で食材に気を遣うようになったことがきっかけで農業を志し、2013年に就農されました。とっても丁寧な仕事ぶりは、届けられる野菜たちにも、いつもしっかり表れています。
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それでは、また来週!