こんにちは、広報くらたです。
年が明けて早10日。そろそろ日常に戻りつつある中ですが、ちょっと年末年始のお話を…。わたしとヨヨギ店長のはらだは、わたしが学生時代にしばらく暮らしていたカンボジアで年越しをしました。アンコールワットに昇る初日の出は息をのむ美しさでした。。カンボジアはなんと!お正月が年に3度もあります。1月はインターナショナルニューイヤー、2月は旧正月、そして4月がクメール(カンボジア)正月。4月が最も大切なお正月で、1月は元日だけ休む程度です。大晦日も1月2日も、市場は通常営業。活気ある声が飛び交います。
今週は、おまけでしばしば登場する、ライムとマイヤーレモンをピックアップします!ライムやレモンは、カンボジアの食生活にも欠かせないもの。特産の胡椒と合わせる、カンボジア料理定番のたれをご紹介します!
***ライム***

インドからミャンマーあたりにかけての熱帯地域が原産とされる、ミカン科の果物です。レモンよりやや小ぶりで、すがすがしい酸味と、さわやかな苦みが特徴。酸味は皮が緑のものは強め、黄色く熟したものは少しまろやかになっています。果汁を搾って水や炭酸水と混ぜてジュースに、シャーベットやドレッシング作りに。料理にさっとかけると、味がきりっとひきしまります。ほのかに苦みがあるため、レモンを使うのとは少し違った味わいが楽しめますよ!ライムやゆず、レモン、すだちといった香酸柑橘類の「酸っぱさ」は、クエン酸によるもの。疲労回復に効果があるとされています。運動後や疲れのとれない時に◎です。
***マイヤーレモン***

レモンとオレンジの交雑種で、中国原産とされるミカン科の果物です。秋ごろは緑、冬になると黄色く色づいたものが出回ります。一般的なレモンに比べ丸みを帯びた、コロンとした形が特徴。酸味もレモンに比べやわらかく、甘みがあります。香りも甘く、とても華やかです!まろやかな味わいはお菓子作りなどにも向いています。おすすめは皮ごとはちみつ漬け。皮が薄いため白い部分の苦みが漬けても出ず、また、甘い香りがはちみつに良く合います◎
**カンボジア風 黒胡椒ライム(レモン)だれ**

1、小鍋に日本酒大3、砂糖大1(写真は黒糖を使っています)、塩小1/2を入れて火にかける。砂糖と塩が溶けて日本酒のアルコールが飛んだら火を止める。
2、ライムまたはレモンの搾り汁小1、粗挽き黒胡椒小1/2~小1を加え、味を調える。
3、再び弱火にかけて、水溶き片栗粉少々を加え軽くとろみをつけたらできあがり!
 ※お酒は料理酒ではなく、塩分の含まれていない日本酒を使ってください。
日持ちは冷蔵庫で3~4日ですが、果汁の香りと黒胡椒の風味がおいしさの決め手なので、少量づつ作って食べきるのがおすすめです。炒めものやサラダのアクセントに!
カンボジアで撮影した写真をちょっぴりご紹介。
  
左は市場の野菜売り場です。野菜売り場にはバナナの花、ハスの実など、見慣れないものも…。何でもざくざく袋に詰めて、量り売りです。カンボジア料理は野菜たっぷり。空心菜やキュウリ、ニガウリ、香味野菜は、毎日の食卓に欠かせません。真ん中の写真は山積みのオレンジ。緑のオレンジの果汁、とってもおいしいんですよ!
胡椒はカンボジアの特産品。乾燥させない生の粒のまま、炒めものに使ったりもします。ご紹介したライムの合わせだれは、下の写真の上の方の肉料理(ロックラックと言います)や野菜炒め、焼き飯に合わせるのがポピュラー。ざく切りキャベツやセロリのソテーなどは相性抜群です!
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それでは、また来週!