「マコモダケ」という聞きなれない名前から、キノコの仲間? それともタケノコの仲間?
そんなふうに思った方もいらっしゃるかもしれません。

マコモダケは「マコモ」というイネ科の植物の茎の根元が、食用菌の「黒穂菌(クロボキン)」によって大きくなったもの。
柔らかいタケノコのような食感と、ほんのりと甘く優しい味わいが特徴のお野菜です。

緑色の外葉をむくと、生のまま食べることもでき、加熱するとより甘みが増します。
素焼きしてお塩、醤油とかつおぶしや、お味噌をつけるだけでも美味しいです。
あっさりとしてくせがないので、炒めもの、天ぷら、炊き込みご飯など、いろいろなお料理にお使いいただけますよ。

マコモダケをお届けするのは9月下旬~11月頃。秋の味覚をお楽しみください。

保存方法

乾燥しないよう袋に入れて、冷蔵庫で保存します。

・黒い斑点はなに?


断面に出ることのある黒い斑点は、黒穂菌の胞子によるもの。食べてもからだに影響はありません。
ただし、多くなると食味が落ちてしまいますので、なるべく早めにお召し上がりください。

皮のむきかた

外側の緑色の硬い葉を手で剥きます。

手で剥くとこのような感じに。

次にピーラーや包丁をつかって皮を薄く取り除きます。

下の写真のように、白い部分が食べられるところです。

おすすめの食べかた

■マコモダケのバター炒め

皮をむいたマコモダケを短冊切りに。フライパンにバターを溶かし、マコモダケを入れて炒めます。最後にしょうゆをさっと回し入れてできあがり。


■マコモダケとまいたけの炊き込みごはん

マコモダケの優しい甘さがふわり。追いかけるように、まいたけのうま味が広がる、秋の炊き込みご飯です。マコモダケはシャキシャキ食感を楽しめるよう、大ぶりに切るのがポイントですよ。
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■マコモダケのオイスター炒め煮

マコモダケのほっくりとした食感、やさしい甘みを味わいます。ごはんがすすむ、中華風の甘辛い味付けです。
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■マコモダケの炒め麺

蒸し焼きにした白米麺は、もっちりとした食感に。お酢としょうゆでさっぱりと仕上げます。マコモダケのシャキっとした食感がアクセント。
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