春菊のほろ苦さと柿のやさしい甘みを味わうサラダ。
みどりとオレンジの色合いが秋の食卓に映えます。
季節のお野菜メモ
マーガレットのようにかわいらしい花を咲かせる、キク科のお野菜、春菊。主に関西ではキクナとも呼ばれます。旬を迎えるのは、空気が冷たくなる晩秋のころから春先にかけて。ちょうど、お鍋がおいしい季節ですね。
葉が細く切れ込みが深い「中葉春菊」、葉が太く切れ込みが浅い「大葉春菊」、葉が丸みを帯びた「丸葉春菊」などの品種があり、品種によって、葉の厚みや味わいも少しずつ違っています。
このレシピで使ったのは、とくに香りの良い中葉春菊。鍋ものはもちろん、サラダにもおすすめの品種です。そこに、ほんのり甘い柿を合わせて、秋らしい味に仕上げました。
ポイント
・春菊の葉がしんなりしているときは、しばらく冷水に浸けておくと、シャキッとします
・柿は春菊の長さに合わせて拍子木切りにすることで食べやすくしました
材料(2人分)
春菊 100g(1袋)
柿 1/2個
A 塩 小さじ1/2弱
A 白ワインビネガー(または酢、レモン汁など) 大さじ1と1/2
A オリーブオイル 大さじ2
こしょう 少々
つくり方(調理時間:約10分)
1)春菊は洗って冷水に浸け、シャキッとさせます。水気を切り、5cm程の長さに切ります。柿は皮をむき、1cm角の拍子木切りにします。
※今回はたねなし柿を使いましたが、柿に種があれば取り除いてください
2)Aの調味料を合わせ、ボウルに入れた春菊と柿に回し入れます。こしょうをひと振りします。
底からやさしく和え、お皿にふんわりと盛り付けます。
春菊の香りがさわやかで、ドレッシングの酸味と柿の甘みのバランスも絶妙。
秋に何度も食べたくなるサラダです。動画で見たい方はこちらから▽
レシピを教えてくれた スタッフ
まゆ(まかないづくり、レシピ作成)
フレンチのレストランで10年以上経験を積んだのち、結婚を機にお野菜のお弁当のケータリングに仕事をシフト。
そこで坂ノ途中を発見し、まかない担当に。坂ノ途中の編集室ではお野菜を使ったレシピを毎月考えている。エスニック系の料理が得意。