旬のさといもに、おだしのやさしいうまみをふくませます。
ほっこり、落ち着いた味わいの一品。
仕上げにのせる柑橘の色や香りも楽しんで。
季節のお野菜メモ
初秋から晩秋にかけて収穫されるさといも。芋煮やグラタンなど、秋冬らしいお料理にぴったりの、クリーミーでなめらかな味わいです。
土を洗い落して、皮付きのまま茹でる・蒸す・または電子レンジなどで加熱すると、するっと皮が剥けます。そのまま、お塩や田楽みそ、にんにく醤油などを付けて、熱々をいただくのもおいしいですね。
乾燥と低温に弱いお野菜なので、新聞紙などにくるんで乾燥を防ぎ、日の当たらない場所で常温で保存しましょう。
材料(2人分)
さといも 300g(約1袋)
だし汁 300ml ※「京のだしパック」を使いました
A 酒 大さじ1
A みりん 大さじ1
A しょうゆ 大さじ1
A 塩 ふたつまみ
お好みの柑橘の皮(すだち、ゆずなど) 少々 ※今回はすだちを使いました
つくり方(調理時間:約30分)
1)さといもは洗って、皮を剥きます(堀ってすぐのさといもは、包丁でこそげるだけでも皮が剥けます)。大きいものは、食べやすい大きさに切ります。
2)鍋にさといもを入れ、だし汁とAの調味料を加えて中火にかけます。沸いたら少し火を弱め、弱火~中火で15~20分ほど炊きます。
3)串がすっと通るくらいやわらかく炊けたら、火をとめてそのまましばらく置き、味をなじませます。
4)柑橘の皮は白い部分を取り除き、好みの大きさに切ります。
器に盛り、柑橘の皮をのせます。
おだしをまとったさといもに、ほんのり漂うすだちの香り。
ほくほく、ねっとりとした食感を味わいましょう。
片栗粉をまぶして揚げれば「さといものから揚げ」に。アレンジもおすすめです。
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レシピを教えてくれた スタッフ
まゆ(まかないづくり、レシピ作成)
フレンチのレストランで10年以上経験を積んだのち、結婚を機にお野菜のお弁当のケータリングに仕事をシフト。
そこで坂ノ途中を発見し、まかない担当に。坂ノ途中の編集室ではお野菜を使ったレシピを毎月考えている。エスニック系の料理が得意。