春よ来い、早く来い。暦の上では大寒が過ぎ、2月4日は立春。これから季節もお野菜の顔ぶれも少しずつ春に向かいます。あれ? オフィスの横にあるキッチンから、何やら楽しそうな声が。見るとお寿司を巻いています。そういえば立春の前日は節分。恵方巻にもぴったり、春の花のようにカラフルなお野菜の太巻き寿司。さっそく作り方を教えてもらいました。ちなみに2019年の恵方は東北東です。

鬼は外、福とお野菜は内

節分といえば豆まき。でも最近は恵方巻も定着してきましたね。七福神に因んで七種の具材を使った太巻き寿司。恵方を向いて食べると縁起が良いそう。坂ノ途中のまかないも、節分の日は恵方巻。具材はもちろんお野菜!まかない担当・たがちゃん(多賀日奈子)と、出荷・法人窓口担当でお寿司大好きなすずちゃん(沖野鈴)が、韓国のキンパという海苔巻を元に考えました。寿司飯を使わず、ごはんとお野菜はごま油や塩でしっかり味つけします。

お野菜恵方巻の作り方(1本分)

■ごはんを用意する
<だいこん葉と焙煎ごま油ごはん>
1) だいこん葉約15gを刻み、サラダ油大さじ1/2で炒め、塩少々で味つけする。
2) 炊きたてのごはん150gに、焙煎ごま油大さじ1/2、塩、煎りごま各少々、1)のだいこん葉を混ぜる。
■具を用意する(写真上から右回りに)


①だいこんのなます
だいこん1/3本を千切りして塩もみし、しんなりしたら水気を絞る。合わせ酢(酢大さじ3、砂糖大さじ1)で和える。紅や紫のだいこんで作るときれいです。
②キムチ
お好みのキムチをご用意ください。
③にんじんと柚子ジャムのナムル
にんじん1本は千切りし塩少々をもみこんで5分程おく。水気を切り、酢大さじ2と柚子ジャム大さじ1で和える。
④未熟かぼちゃのナムル
未熟かぼちゃ1/4個を薄くスライスし塩もみ。しんなりしたら水気を絞り塩少々とごま油大さじ1で和える。
⑤ほうれん草のおひたし
ほうれん草1束を茹でて水気を絞り海苔と同じ幅に切る。醤油少々をもみこむ。
⑥ごぼうと葉にんにくの甘辛炒め
ごぼう2本は斜め薄切りに。フライパンにごま油大さじ1/2を熱し、ごぼうを炒める。しんなりしたら刻んだ葉にんにく2本分を加え、全体に火が通ってきたら醤油、みりん、砂糖、酒、各大さじ1を加えて煮絡める。
⑦白かぶと黄金かぶの黒ごま和え
それぞれ1個を薄くスライスして塩もみする。しんなりしたら軽く絞り、適量の黒ごまで和える。
※具材は作りやすい分量です。余ったらお弁当のおかずなどにお使い下さい。
■お寿司を巻く


巻き簾に海苔を置き、ごはんを広げる。真ん中よりもやや手前に具材を置き、具材を押さえながら一気に巻く。巻き簾を握って形を整える。

ご家族やご友人と一緒に作っても楽しいです。切り分けておもてなし料理やお弁当にもどうぞ。