多くの反響をいただいている発酵特集。「夏の発酵」をテーマに、この時季こそ暮らしに取り入れたい、甘酒や麹調味料、ぬか漬けなどをご紹介しています。
今回は、Instagramで麹を使ったレシピを発信されている、むてんかなこさん( @mutenkanako )に夏におすすめの、麹調味料を使ったレシピを教えてもらいました。
ゴーヤチャンプルー(塩麹・しょうゆ麹)

旨みのある麹調味料を入れると、ゴーヤの苦味が抑えられて食べやすくなります。
むてんかなこさんいわく、ゴーヤがあまり好きではない旦那さんも、大絶賛のレシピなのだとか。
| 材料(4人分)ゴーヤ 400g(約2本)
 木綿豆腐 1丁(300~350g)
 豚こま肉 200g
 卵 2個
 鰹節(お好みで)
 塩麹 小さじ1
 米粉 小さじ1
 オリーブオイル 大さじ1
 ごま油 大さじ1
 A しょうゆ麹 大さじ1と1/2
 A オイスターソース 大さじ1
 A 酒 大さじ1
 下準備
 ・木綿豆腐はペーパータオルに包み、お皿などで重しをして1時間ほどおき、水気を切ります。
 ・ゴーヤは縦半分に切り、種とわたをスプーンで取り除き、3mm幅に切ります。塩小さじ1/2(分量外)をふり、塩もみして15分ほど置いたら水気をしぼります。
 ・豚肉に塩麹をまぶして数分置き、炒める直前にその上から米粉をまぶします。
 つくり方(所要時間:15分)
 1)フライパンにオリーブオイルをひき、豆腐を食べやすい大きさに崩しながら加え、焼き目がつくまで中火で炒めます。全体に火が通ったら、いったんお皿に取り出します。
 2)同じフライパンにごま油をひき、豚こま肉、ゴーヤの順に入れて中火で炒めます。豚こま肉に火が通ったら豆腐を戻し、Aを入れてさっと混ぜます。
 3)フライパンの端にゴーヤ、豆腐、豚肉を寄せ、空いたスペースに溶いた卵を入れてスクランブル状に混ぜ合わせます。卵にある程度火が通ったら、具材(ゴーヤ・豆腐・豚肉)と和えます。
 4)器に盛り、お好みで鰹節をふりかけて完成です。
 | 
夏野菜とタコのやみつきサラダ(しょうゆ麹)

暑い夏にぴったりのサラダ。わさびの風味がアクセントになっていて、おつまみにもおすすめです。
| 材料(2人分)タコ(生、蒸し、どちらでもお好みで) 130g
 きゅうり 120g(約1本)
 トマト 120g(約1個)
 A しょうゆ麹 大さじ1と1/2
 A 酢 大さじ1と1/2
 A ごま油 大さじ1
 A わさび 小さじ1(チューブの場合は4.5cm)
 ポイント
 きゅうりはたたききゅうりにすることで、味がよく染み込みます。
 冷蔵庫で30分ほど冷やしてから食べると、味がなじみ、ほてった身体を冷やしてくれますよ。
 つくり方(所要時間:10分)
 1)タコは薄く斜め切り、トマトは一口大に切ります。
 2)たたききゅうりを作ります。きゅうりをまな板の上に置いて、少しずつ回転させながらすりこぎでたたき、乱切りにします。
 3)ボウルにAを混ぜてタレを作ります。
 4)切った具材とタレを和えて完成です。
 
 
 | 
ガーリックえびトマトパスタ(トマト麹)

トマト麹を作っておくと、洋風メニューで大活躍。味付けはトマト麹、白ワイン、塩こしょうだけ。
この3つでしっかり味が決まるので、お料理が苦手な方にもおすすめしたいレシピです。
| 材料(2人分)パスタ 200g
 ミニトマト 約10個
 えび 10尾
 にんにく 1片
 トマト麹 大さじ2
 白ワイン 100ml
 塩こしょう 適量
 バジル お好みで
 下準備
 ・えびは殻を剥いて背わたを取っておきます。
 ・ミニトマトは半分に切り、にんにくはみじん切りにします。
 つくり方(所要時間:30分)
 1)フライパンにオリーブオイル、にんにくのみじん切りを入れ、火にかけます。パスタは袋の表示通りに茹でます。
 2)香りが立ったらえびを加え、色が変わるまで炒めたら、ミニトマトを加え、形が少し崩れるまで炒めます。
 3)トマト麹と白ワインを加え、弱火~中火で全体に味がなじむまで炒めます。
 4)茹で上がったパスタを加え、全体をさっと混ぜ合わせ火を止めます。お好みでバジルをかけてお召し上がりください。
 | 
きくらげとトマトのとろふわ卵炒め(中華麹、トマト麹)

食感のよいきくらげを、主役として楽しめるレシピ。中華麹とトマト麹が味に深みを出してくれます。
| 材料(2~3人分)生きくらげ 70g(乾燥の場合は10g)
 卵 3個
 トマト 120g(約1個)
 ゆでささみ 100g(約2本)
 葉ネギ 適量
 中華麹 小さじ1/2
 A トマト麹 大さじ1と1/2
 A 中華麹 大さじ1
 A 酒 大さじ1/2
 A みりん 大さじ1/2
 A オイスターソース 大さじ1/2
 A ごま油 大さじ1
 下準備
 乾燥きくらげを使う場合は水でもどしておきます
 ポイント
 ささみはゆでたものを使うことで、ぷりっとした食感になります。
 つくり方(所要時間:15分)
 1)トマトは串切り、きくらげは食べやすい大きさに切ります。ささみは食べやすい大きさにちぎっておきます。
 2)卵をボウルに割り入れて溶き、中華麹を入れて混ぜ合わせます。
 3)別のボウルにAを入れて混ぜておきます。
 4)よく熱したフライパンにごま油をひき、2を流し込み、半熟になるまでざっくりと混ぜたら、一度お皿に取り出します。
 5)同じフライパンにトマトときくらげを入れ、トマトの角が潰れるくらいまで中火で炒め、ゆでたささみを加えます。
 6)3の調味料を加えてさっと混ぜ、アルコール分が飛ぶまで強火で1~2分炒めます。
 7)卵を戻したら火を止め、さっと混ぜ合わせて完成です。
 | 
いかがでしたか? 旨みたっぷりの麹調味料は、いろいろなお料理の下味、味付けにと大活躍。夏の暑さを、発酵のちからで美味しく乗りきりましょう。
    
特別協力
 教えてくれた人 むてんかなこさん
教えてくれた人 むてんかなこさん
(Instagram/@mutenkanako) 
体の内側からキレイになりたい女性へ向けて、麹を使った体が喜ぶレシピや”安全な食”を発信。オンラインサロンをはじめたり、Instagramでは動画配信のほか、書籍も出版されました。チェックしてみてくださいね。
「体の内側からきれいになる麹のレシピ」
