柑橘のおいしい季節。冬から春にかけて、つぎつぎに旬のものが移り変わってゆきます。見た目も、味わいも、さまざまです。
柑橘のシーズンを長く楽しんでいただけるよう、わたしたちスタッフの活用法や体験談をリレー形式でご紹介します。

OnlineShopの特集「旬の柑橘リレー」には、元気いっぱいの柑橘がたくさん。
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味わいさまざま
旬の柑橘リレー

皮までまるごと。塩レモンとはちみつレモン

塩レモン

はちみつレモン

紙袋に入った無人島レモンが届いたとき、ヨーロッパの朝市から持ち帰ったような気持ちになりました。袋を開けるとふわっと漂う良い香り。
迷った末、欲張りに塩レモン、はちみつレモン、生姜入りはちみつレモンを少しずつ作ってみました。

去年は全部使い切れる自信がなくて、塩レモンはレモン1個分だけ仕込んだのですが、いざ使ってみたらあっという間になくなってしまい、今年は少し多めに。
思う存分楽しむぞと、まずはつぼみ菜のレモンソテーを。「つぼみ菜のレモンソテー」のレシピを参考に、材料にあるお塩は加えず、つぼみ菜と塩レモンを一緒にソテーしました。
苦味のなかに、ほんのりとした甘みがあって、春らしい1品。レモンの酸味が、つぼみ菜の甘みを引き立たせてくれているような気がします。
こどもの頃には良さがわからなかったほろ苦さや酸味も、今ではとても好きな味です。

 

はちみつレモンは食後に甘いものが食べたい時や、疲れている時などに、お湯や紅茶で割って飲んでいます。
はちみつレモンをたっぷり入れたレモンケーキも焼きました。
噛むとじゅわっと染み出るはちみつの甘さ、香り高くまろやかなレモンの酸味、ほんのり苦いレモンの皮、好きの大渋滞です。友人にも味わってもらうつもりだったけれど、1人で食べきってしまい……今回は練習用と、自分に甘い言い訳です。 皮までおいしいと感じたレモンははじめて。
無人島でのびのび育つ姿を想像しながら、少しずつ大切にいただきます。

●黒田 珠未