素朴で美味しい、田作りとたたきごぼう。
関西では祝肴いとしておせち料理にいれます。


田作り

お正月、五穀豊穣を願って食べる田作り。
くるみを入れると香ばしさが増します。

◆材料
ごまめ 40g
くるみ 30g
マスコバド糖 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1

◆つくり方
1)フライパンにごまめを入れ、弱火で炒ります。ごまめから香ばしい香りがしてきたら、火を止めて取り出します。

2)フライパンにマスコバド糖、しょうゆ、酒を入れ、火にかけます。マスコバド糖が溶けてとろみがついたら、ごまめとくるみを加え、水分がなくなるまでからめます。

3)クッキングシートを敷いたバットにあけ、広げて冷まします。

◆保存の目安
密閉容器に入れ、冷蔵庫で約7日

 

たたきごぼう

土の中に深く、長く、しっかりと根を張るごぼう。
長寿や家の安泰を願ってお正月にいただきます。
ごまの香ばしさと、粉山椒の爽やかさがごぼうによく合います。

◆材料
ごぼう 3本(200g)
すりごま 大さじ4
粉山椒 小さじ1/4
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ1
米酢 大さじ1

◆つくり方
1)ごぼうは皮ごと使うので、たわしでよく洗って土を落とします。めん棒や包丁の背でごぼうを軽くたたき、酢水(分量外)に2~3分ほど浸します。(まんべんなくたたくと、味がしみ込みやすくなります)

2)蒸気のあがった蒸し器にごぼうを入れ、竹串がスッと通るくらいまで蒸します。ザルにあげ、水気をとばします。蒸し器がない場合は、鍋に1~2cmのお湯をはって皿を置きます。その上にザルにいれたごぼうを置き、蓋をして蒸します。

3)ごぼうを蒸している間に、タレを作ります。鍋にしょうゆ、みりん、米酢を入れ、弱火にかけます。少しトロっとするまで、鍋を揺すりながら煮詰めます。

4)ボウルにタレを入れ、すりごま、粉山椒を加えて混ぜ合わせます。

5)ごぼうを熱いうちにボウルに入れ、タレと和えます。粗熱をとり、10分ぐらいおくと味がなじみます。

◆保存の目安
密閉容器に入れ、冷蔵庫で約5日

 

レシピ作成:酒井 麻由(まかないづくり、本と野菜・OyOy)
フレンチのレストランで10年以上経験を積んだのち、結婚を機にお野菜のお弁当のケータリングに仕事をシフト。そこで坂ノ途中を発見し、まかない担当に。今では「本と野菜・OyOy」のキッチンスタッフとしても腕をふるっている。ご主人は結婚後、10kg以上太ってしまったらしい。

レシピ作成:高木友香(本と野菜・OyOy)
坂ノ途中の店舗「本と野菜・OyOy」のキッチン担当。日によっては社員のまかないづくりも。小さい頃から料理好きで、小学生の頃に自分用の包丁を買ってもらった。「料理は時短も大事!」と、いかにスピーディーに料理できるか日々追求している。最近はスパイスにハマっていて、神戸まで買い出しに行くほど。

 

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