こんにちは! 10月になりました。秋といえばきのこ。今や1年中手に入りますが、なぜか秋になると食べたくなります。今週はなめこをピックアップ。つい最近、坂ノ途中のきのこラインナップに加わりました。なめこの旨みとシャキシャキ食感を味わうレシピもご紹介します。

このなめこが育つのは、奈良県の十津川村。和歌山県との県境にある、日本最大の村です。面積の9割以上は山。生産者である上湯川きのこ生産組合さんがあるのも、行けども行けどもつづく山道を進んだ、かなり山深いところです(あまりにも山奥で、先日現地を訪れたスタッフは、この日だけで運転技術が大幅に向上したと胸を張っていました)。

十津川村のなめこには、とにかく旨味がギュッと詰まっています。通常、なめこの熟成期間は約60日なのに対し、こちらは80日ほどかけてしっかりと熟成させているんです。さらに、旨味が流れてしまうのを防ぐため、パック詰め前の水洗いはしていません(一般的な真空パックのなめこは洗ってあるものがほとんどです)。
こうして大切に届けられたなめこを、にんじんと一緒にソテーしました。お味噌汁や煮物など和食で食べることが多いなめこですが、じつは炒めても美味しいんですよ!

なめことにんじんのソテー

1.なめこ1袋(正味150g)の石づきを切り落としてほぐす。

2.にんじん1~2本(正味150g)の皮をむき、斜め薄切りにする。にんにく1片、もしあればローズマリーの葉少々をみじん切りにする。

3.フライパンにバター20gとにんにくを入れ、弱火にかける。バターが溶けてにんにくの香りが出たら、にんじんとなめこを入れ、全体にバターを絡ませながら弱火でソテーする。

4.塩少々で味つけし、白ワイン大さじ1と醤油小さじ1/2を鍋肌から回しかける。仕上げにローズマリーと黒胡椒少々をふって、できあがり。

                                                                               ●レシピ考案・原田有佳子

 

なめこの茶色とにんじんのオレンジ色が落ち葉のように重なり、見た目にも秋らしいひと皿になりました。
今回はにんじんを使いましたが、ホウレンソウやアスパラガスも合います。
また、なめことにんじんのように固さの違う食材を一緒に炒める際の工夫はいろいろあるのですが、今回はにんじんの切り方を工夫して(斜め薄切りにしました)火の通りを揃えました。

なめこがセットに入っていたら、ぜひ試してみてくださいね。

 

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