そもそも、離乳食って?

赤ちゃんは母乳やミルクから栄養を摂っていますが、生後半年くらいから、それだけでは栄養が足りなくなります。
そのため生後5か月頃から、食事から栄養を摂っていく練習をはじめます。これが離乳食です。
「離乳」とは、母乳やミルク摂取から食物摂取へと「移行する」ことです。母乳やミルクをやめることではありません。

離乳食心得 3か条

1.離乳食は「食べる練習」。見守る姿勢を大切に

口にとんでもない量を詰め込んだり、ぺぇっと出したり、にぎにぎしたり。
大人から見ると不可解な行動ばかりに思えますよね。でも、すべてが「食べる練習」なんです。
どうやったら飲み込めるかな? おいしいなぁ! もっと食べたい! これは固いのかな? 柔らかいのかな? 一生懸命いろいろなことを感じて考えて試しているんですよ。

2.食べさせようと無理強いしない

どうして食べてくれないんだろう? その気持ちはおかあさん、おとうさんの表情に出てしまっています。
不安そうにスプーンを差し出されたら、赤ちゃんも不安になってしまうかも。
赤ちゃんも大人と同じように食べたくないときがあります。そんなときは途中で切り上げても大丈夫。
食べることは楽しい、そう思えるようにするのも、離乳食のたいせつな役割なんです。

3.家族みんなで「いただきます」

赤ちゃんは大人の行動を見ていろいろなことを学びます。
「食べる」を知ってもらうためにいちばん大切なのは、大人が食べている様子を見せること。
赤ちゃんと一緒に自分たちも……大変ですが、一緒に食事をしましょう。

子どもが生まれて、食事のことを真剣に考えるようになった方も多いのではないでしょうか。
すごいスピードで大きくなっていく赤ちゃんを見ていると、食べたものが体を作っていることを実感させられますよね。
でも、それは大人も同じ。赤ちゃんだけでなく、家族みんなの食事を大切にして欲しいです。

執筆:奥野由(おくのゆい)
大学で栄養学を学び管理栄養士の資格を取得。食品メーカーで商品開発として楽しく働いていたが、出産を機に「子どもと食」への興味がむくむくと膨らみ退職。離乳食や幼児食の勉強をはじめる。母子栄養指導士の資格を取り助産院などで教室を開催しつつ、坂ノ途中と一緒にベビーフードの開発をしている。あだ名は「ちゅい」。その由来もいずれこのコラムで明らかになるかも……?