夫の親戚の家に遊びに行ったときのこと。カレーをおすそ分けしてもらいました。
じゃがいも、玉ねぎ、にんじんの基本の具に加え、えのき、しめじ、はちく(5月だったので)など、私がふだん入れないものもたくさん。
どんな味なんだろう……? とひと口。それぞれの旨味が溶け合ってとても美味しい!
カレーって自由だな、と感じるできごとでした。

子どもが苦手な野菜、カレーに入れたら食べてくれるかもしれない……でも小さい子ってカレーを食べても大丈夫なのかな? という疑問、ちらほら耳にします。

子ども用カレーからはじめましょう

カレーはさまざまなスパイスを使用していて、その多くが持つ「辛味」「渋味」は消化器官の表面を刺激します。
子どもの身体は未熟で、とくに消化器官は発達途中。
刺激が強すぎると、消化不良を起こしてしまいます。

カレーデビューは離乳食をある程度しっかり食べられるようになったころ、1歳から1歳半ぐらい。
最初は「子ども用カレー」として販売されているものを与えてみましょう。
スパイスの配合を考慮し、マイルドに仕上げられたものです。

カレー粉などスパイスミックスを使って作る場合は、唐辛子不使用のものを選び量を少なめにして、牛乳などでマイルドに仕上げてください。
国立健康・栄養研究所(https://www.nibiohn.go.jp/eiken/)によると、カレー粉に使われているスパイスは小さな子どもの健康被害に関するデータがなく、「このぐらいの量までは摂取してよい」というはっきりした基準がありません。
大人が辛さを感じない、そこからさらにもう一段階、口当たりが優しく、甘みがあり、柔らかい味わいにするとよいでしょう。

乳幼児は甘いカレーの味が大好きです。
じっくり煮込んで野菜やくだものの甘味や旨味を引き出して、苦手な野菜も包み込んでしまいましょう。
食べられた! という成功体験が、野菜大好きへの第一歩です。
カレーって自由なもの。もし食べてくれなかったときは、ケチャップやはちみつを加えてみたり、具を変えてみたり、具の切り方を細かくする、すりおろすなど変えたりしてみてもいいかもしれません。
お子さんの好みに合う味を見つけてあげてくださいね。

※参考資料
国立健康・栄養研究所(https://www.nibiohn.go.jp/eiken/)「健康食品」の安全性・有効性情報ページ

 

執筆:奥野由(おくのゆい)
大学で栄養学を学び管理栄養士の資格を取得。食品メーカーで商品開発として楽しく働いていたが、出産を機に「子どもと食」への興味がむくむくと膨らみ退職。離乳食や幼児食の勉強をはじめる。母子栄養指導士の資格を取り助産院などで教室を開催しつつ、坂ノ途中と一緒にベビーフードの開発をしている。あだ名は「ちゅい」。その由来もいずれこのコラムで明らかになるかも……?

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