こんにちは、広報くらたです。
梅が咲き始めた!と先週書いたばかりですが、1週間で近所の小さな梅苑は満開に。いい香りが漂っています。梅の花言葉は「忠実」。これは、平安時代の貴族 菅原道真が政争に敗れ京都から今の福岡県太宰府市に左遷されることになった際、こよなく愛した庭の梅に別れを告げるとその枝が折れ太宰府へ飛んで根付いた…という飛梅伝説に由来します。太宰府天満宮では、この時に飛んできたとされる主人に忠実な梅の古木が、今も毎年見事な花を咲かせています。
今週は、坂ノ途中が扱ういろいろなダイコンから、ちょっと変わった色・形のものをご紹介します!ダイコンって、白くて長くてすべすべで…ばかりではありません。赤に緑に黒、まん丸にずんぐり、とても個性豊かです。味わいや食感もそれぞれ違うんですよ◎レシピはそんなダイコンたちの違いも楽しめる一品です。ぜひお試しください!

***坂ノ途中のダイコンたち***

ダイコンはアブラナ科の野菜。カブやキャベツ、ハクサイなどの仲間です。4000年以上前には既に古代エジプトで栽培されていた記録が残っているほど、歴史の古い野菜です。長い歴史の中で、日本や中国、ヨーロッパでも、独自の品種が生まれました。見た目も味もバラエティに富んだ、なんとも楽しげなダイコンたちをご紹介します◎
ビタミンダイコン

中国系のダイコンです。中も、皮と同じ薄い緑色。ほんのりとした甘みが特徴です。生でスティックサラダなどがおすすめ!パリっとした食感でおいしいです。おろしにしても色がきれいに映えます。
紅心ダイコン

中国系で、皮は薄緑、中は美しい赤のおしゃれなダイコン。中国ではお祝い事にも使われるそう。水分は少なめで、こりこりした食感です。甘みとほろ苦さのある味わい。スライスしてサラダに!酢や甘酢につけると、皮まで鮮やかな赤色に変わります。
黒ダイコン

ヨーロッパ系のダイコンです。表面はざらざらとした手触りで、中は真っ白。水分が少なく、緻密な肉質で味わい深いです。生では辛みがあるため、ソテーや煮込みなどに向いています。火を通すとほくほくした食感が
楽しめます。オリーブオイルとの相性抜群!
紅ダイコン

中が白い品種と、中まで見事に赤い品種とがあります。みずみずしく柔らかく、一般的なダイコンと同じように使えます。マリネや、白いダイコンと合わせた紅白のサラダなどは見た目も美しくおすすめ。色は少し抜けてしまいますが、火を通してもおいしいです!
紫ダイコン

中は白に紫のさしが入ったような見た目です。酢に漬けると赤色に変わります!紅ダイコン同様、一般的なダイコンと同じように使えます。
**カラフルダイコンのから揚げ** ヨヨギのはらだが考えました!

1、ダイコンは皮ごと5㎜程度の厚さの輪切りにする。
2、小さく切った出汁昆布と一緒に醤油に30分ぐらい漬け込み、下味をつける。
3、水気を切って片栗粉を薄くまぶし、油でカラッと揚げる。仕上げに塩をふってできあがり!
揚げることによってダイコンの水分がほどよく抜けます。そのためか、紅心ダイコンの甘さや黒ダイコンのホクホク感など、品種による違いが際立って感じられると思います。ぜひいろいろな大根で作ってみてください!カリッとした衣の食感を味わいたい時は揚げたてをぜひ。しばらく置くと衣がしんなりしてきますが、それもまたおいしいです。お弁当にも向きます!

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それでは、また来週!