うす緑色のそら豆の、ほっくりとした甘さを味わう炊き込みご飯。豆の薄皮ごと炊いて、そのうまみをお米に染み込ませます。塩、酒、昆布で上品な味わいに仕上げました。

季節のお野菜メモ

・そら豆
空に向かってさやがつく、そら豆。さやを開けると、わたにお豆が包まれていて、なんともかわいらしいですよね。炊き込みご飯のほか、塩茹で、焼きそら豆など、火を通すと豆の甘みとうまみが引き立ちます。鮮度が落ちるのが早いので、なるべく早めにお召し上がりくださいね。

材料(2合分)

そら豆 3~6本(正味約60g)
米 2合
塩 小さじ1強
酒 大さじ2
昆布 1g

つくり方(調理時間:約15分 ※炊飯時間を除く)

1)米は研いでザルにあげておきます。そら豆は、さやを剥き、薄皮がついたまま豆を取り出します。

2)鍋または炊飯器に、米、水、塩、酒、昆布を入れて軽く混ぜ、そら豆を加えます。通常の水加減で炊きます。

3)炊き上がったら、薄皮を剥いて取り除きます(そのままで気にならない方は剥かなくても)。やさしく混ぜてできあがり。

そら豆は、炊くとどうしても色味が落ちてしまいます。できあがりの彩りを良くしたい場合は、少しだけ別で塩茹でしておいて、仕上げにのせてください。

お好みで、梅干しやじゃこを混ぜても。お弁当やおむすびにもおすすめです。

スタッフの試食コメント

・ほくっとして、甘みがあって。うまみが染みこんでいて、ひとくち噛むたびにそら豆の風味が広がりました。まずは何も加えず、シンプルに味わってみてほしいです。

・お野菜セットで届いた、豆があずきのように鮮やかな赤色の「赤そら豆」でつくってみました。お赤飯のようにほんのり赤く色づいてきれいでした。

レシピを教えてくれた スタッフ


まゆ(まかないづくり、レシピ作成)
フレンチのレストランで10年以上経験を積んだのち、結婚を機にお野菜のお弁当のケータリングに仕事をシフト。
そこで坂ノ途中を発見し、まかない担当に。坂ノ途中の編集室ではお野菜を使ったレシピを毎月考えている。エスニック系の料理が得意。