『ミャンマーで出会ったふたりの農家さんのコーヒー』
今月のコーヒーのテーマ vol.11(2021年9月)より

 「森を再生したい」という熱い思いを持ってコーヒー栽培に取り組んでいる、チャオクレ村のチョウゼンさん。この地域は木材利用やプランテーション利用の目的で地域住民による森林伐採がすすみ、森の貯水力が低下していました。水不足に陥り、乾季には農業ができない土地になってしまったのです。チョウゼンさんは、共有林の保全を目指してまずは植林に取り組んでみたものの、周辺住民の理解が得られず伐採は止まりません。悩んでいたときに、森のなかでコーヒーを育てるという方法を知り、2015年からコーヒーを植えはじめました。森林を伐採せずにコーヒーを植え、育てることが収入を得ることにつながるため、環境問題への関心が薄い周辺住民からも協力が得られるようになり、少しずつ地域を巻き込んだ取り組みへと成長しています。2020年までの4年で、枯れていた池には水が戻り、野生動物が増えてきました。

 共感してくれる人を増やして活動をひろげていきたい。そう話してくれたチョウゼンさんのコーヒーは、柔らかい口当たりとやさしい甘味が特徴。アップルやメロンのような味わいをお楽しみください。

焙煎士・なおさんより


焙煎度:中深煎り
苦味:●●●●
酸味:●●●●
風味:アップル、メロン、キャラメル

 

ミャンマーの小さな加工場の コーヒーがついに届きました!
スタッフが2020年に訪れたミャンマーで出会ったふたりの農家さん。不安定な情勢を乗り越えて日本へ届いたコーヒーのお話です。 詳細はこちら>>
 

産地を旅するコーヒー定期便

美味しさや品質を重視するのはもちろんですが、環境や産地(地域コミュニティ)に配慮したコーヒー豆を取り扱っていることが伝わるよう、みなさまにお届けしたいストーリーを詰め込んだリーフレットも同封しています。「過去にどんなコーヒーがあったのか気になる」という声にお応えして、これまでの内容をご紹介していきます。これまで続けてくださっているみなさんも、こんなコーヒーがあったなと思い出していただけると嬉しいです。

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