生産者さんの顔が見えるコーヒー
今月のコーヒーのテーマ vol.2(2020年12月)より

コーヒー発祥の国とされるエチオピア。その南部に位置するイルガチェフェ地区は、最高級品質の豆の産地として知られています。自然豊かなこの地でコーヒーを栽培しているのは小規模な農家さんたち。小規模だからこそ、コーヒーの木の世話、収穫、乾燥などの工程のひとつひとつに心を配り、質の高いのコーヒーを生み出すことができます。

今回お届けするのは、ニガツ・フェイサさんが丹念に育てたコーヒー。ニガツさんはこの地域のコーヒー栽培の先生のような存在で、多くの農家さんが彼のもとへ学びに来るそうです。

コーヒーは、栽培、収穫は農家さん、精製、加工は組合や大きな精製場、輸出は輸出業者や大規模なコーヒーの会社が担う、という流れが一般的です。しかしニガツさんは、自ら精製、輸出までこなしています。それにはもちろん、知識や技術力が必要。大変な苦労も伴います。それでも、原料の生産者という枠から出ることが品質や収入の向上につながる、コーヒー生産を次の世代に持続可能なものにすると考えているのです。

ニガツさんのコーヒーは明るい酸味があり、華やかな味わい。ニガツさんが目指す産地の未来を想像しながら楽しんでいただければ嬉しいです。

焙煎士・なおさんより
「農家さんたちが大切につくったコーヒーをこうしてみなさんにお届けできるのが、とても嬉しいです!」


焙煎度:中浅煎り
苦味:●●○○
酸味:●●●○
風味:ベリー、紅茶

 

“なまけ者” スエさんのこと
タイのなまけ者コーヒーをつくるスエさんは、自分たちのことを「なまけ者(レイジーマン)」と呼びます。カフェでギターを弾きながら、口ぐせのようにいいます 詳細はこちら>>

 

産地を旅するコーヒー定期便

美味しさや品質を重視するのはもちろんですが、環境や産地(地域コミュニティ)に配慮したコーヒー豆を取り扱っていることが伝わるよう、みなさまにお届けしたいストーリーを詰め込んだリーフレットも同封しています。「過去にどんなコーヒーがあったのか気になる」という声にお応えして、これまでの内容をご紹介していきます。これまで続けてくださっているみなさんも、こんなコーヒーがあったなと思い出していただけると嬉しいです。

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