生産者さんの顔が見えるコーヒー
今月のコーヒーのテーマ vol.2(2020年12月)より


今回お届けするのは、タイ北部チェンマイの、カレン族の村で育ったスエさんのコーヒー。2020年に収穫された新豆<ニュークロップ>です。

カレン族の人たちは、自給自足を中心とした暮らしを営み、自然とともに生きてきました。しかし近年、急速な経済発展や国の政策などの影響を受けて、その暮らしには大きな変化がもたらされています。そんな中で、伝統を大切にしながらも、現代にあった生き方を模索している農家さんたちがいます。それが今回のコーヒーをつくった「レイジーマンコーヒー」さんです。

下の写真右が、レイジーマンコーヒー代表のスエさん。自然と調和するカレン族の生き方を大切に、森を守り育てながらコーヒーを栽培しています。コーヒーチェリーの収穫はひとつずつ手作業。村で精製まで行なっています。私たちが取扱いをはじめたのは2019年、今年は2年目です。昨年よりも豆の選別の精度をあげ、品質向上に取り組みました。
 そうしてできたコーヒーは、黒糖のような甘みでほっとするやさしい味わい。スエさんは、コーヒーは伝統と外の世界をつなぐ「窓」だといいます。カレン族の伝統を重んじながら、外の世界とも繋がって収入を得る。コーヒーに込められたスエさんの想いを感じながらお楽しみください。


笑顔が素敵なスエさん(右)

焙煎士・なおさんより
「農家さんたちが大切につくったコーヒーをこうしてみなさんにお届けできるのが、とても嬉しいです!」


焙煎度:中煎り
苦味:●●○○
酸味:●○○○
風味:黒糖、シナモンロール

 

“なまけ者” スエさんのこと
タイのなまけ者コーヒーをつくるスエさんは、自分たちのことを「なまけ者(レイジーマン)」と呼びます。カフェでギターを弾きながら、口ぐせのようにいいます 詳細はこちら>>

 

産地を旅するコーヒー定期便

美味しさや品質を重視するのはもちろんですが、環境や産地(地域コミュニティ)に配慮したコーヒー豆を取り扱っていることが伝わるよう、みなさまにお届けしたいストーリーを詰め込んだリーフレットも同封しています。「過去にどんなコーヒーがあったのか気になる」という声にお応えして、これまでの内容をご紹介していきます。これまで続けてくださっているみなさんも、こんなコーヒーがあったなと思い出していただけると嬉しいです。

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