真夏の食べものといえば、僕はキムチです。
本来は冬のものだけれど、ビールをぐびぐびしながらキムチをぱりぱりするのがもう最高。
小さい頃から好きだったわけでもないし、大人になっても年に数回食べればいい方だったのに、数年前、スーパーで発見した、ごはんがススム系の甘いキムチにやられてしまいました。
朝は白いごはんに納豆と生卵とキムチ、昼のお弁当にもキムチ、夜は晩酌のおともにキムチ。家族の冷ややかな視線を感じなくもないですが、毎日がそんなふうです。

疲れたときに甘いものが欲しくなるというのはよく聞く話だけれど、暑いときはキムチが食べたくなるのってどうなんだろう。
発汗作用があるから、汗をかいて、それが蒸発するときの気化熱で体温が下がるという理屈はわかるけれど、なんかピンと来ない。だいたい汗なんて、やまのあいだファームですごい勢いでかいているし。
まあ、でも、キムチには乳酸菌がたっぷり含まれていて、免疫力もアップするし、美容にも効果があるらしい。
ビールをぐびびと飲む。
キムチをぱりぱり食べる。
ビールをぐびびと飲む。
キムチをぱりぱり食べる。
美肌のおじさんになったらどうしようと嬉しく悩む夏の日。

●ケンゾー