忙しい毎日のなかでも、手軽に、たのしく野菜を味わえるようなものを。そんな想いからはじまった、坂ノ途中オリジナルの加工品開発。混ぜごはん、スパイスカレーにつづく第3弾は、ドレッシングです。
コンセプトは「野菜で野菜をたのしむドレッシング」。玉ねぎやだいこん、ビーツなど、野菜のおいしさをたっぷりとじこめました。
その味わいや商品に込めた想いを、開発スタッフの声とともにお届けします。
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坂ノ途中について |
野菜にかけて、野菜をたのしむ

お野菜のもつ甘みやうまみ、食感をそのまま、ぎゅっととじこめた「野菜で野菜をたのしむドレッシング」。生野菜のサラダはもちろん、焼き野菜や蒸し野菜にも。かけるだけで、野菜のおいしさがぐっと際立つひと皿になります。
ドレッシングの主役にしたのは、玉ねぎ、だいこん、ビーツ。3種それぞれの個性を生かしました。
野菜で野菜をたのしむ 玉ねぎドレッシング

皮ごとじっくり焼いた玉ねぎと、みじん切りの玉ねぎを使うことで、甘みとコクと食感を一本に凝縮しました。見た目はとろりとしていて、食べるとシャキシャキの玉ねぎを感じます。甘みのあとになめらかな酸味がくる、まろやかな味わい。3種の中でいちばん「定番」として、毎日の食卓に置きたい一本です。
野菜で野菜をたのしむ だいこんドレッシング

だいこんのやさしい甘みに、辺塚だいだい(※)のさわやかな酸味を合わせました。一口目にだいこんのみずみずしさがくる、想像以上に新鮮な味わいです。塩味は控えめで、たっぷりかけても野菜のおいしさを隠しません。3種の中でいちばん軽やかな味わいなので、まずは生野菜で楽しみたい一本です。
※鹿児島県大隅半島南東部に古くから受け継がれてきた香酸柑橘。なかでも岸良という地域で大切に育てられたものの果汁を使用しています。
野菜で野菜をたのしむ ビーツドレッシング

鮮やかな色合いと、根菜ならではの土っぽい風味。ビーツの甘みとコクが、しっかりと感じられます。食感はなめらかでとろりとしていて、きくなやケール、クレソンなど、香りの強い野菜との相性が抜群です。3種の中でいちばん個性的。ビーツをふだん食べ慣れている方にも、あまり馴染みがないという方にも、その魅力を存分に楽しんでいただける一本になりました。
開発担当スタッフにきく、ドレッシングへの想い
オリジナル商品に込められた想いを、開発担当のスタッフ、柳田悠里さんに聞きました。

──どんな想いでこの商品を手がけましたか?
「これまでにつくってきたのは『野菜をたのしむ混ぜごはん』と『野菜をたのしむスパイスカレー』。どちらもごはんと合わせて、野菜を手軽に楽しんでもらうための商品です。
その2つを経て、やっぱり野菜そのものをおいしく食べてもらいたい、という想いが強くなっていきました。野菜をたのしむための商品って、どんなものだろう。そう考え続けた結果、たどり着いたのがドレッシングでした」
──開発のなかで、印象に残っていることはありますか?
「製造をお願いしたのは、高知にあるグラッツェミーレさんです。野菜で野菜を食べるというコンセプトを掲げていらっしゃって、私たちの想いを一緒にかたちにしてくれる、心強いパートナーです。
野菜をたっぷり入れたドレッシングをつくるのは、実は簡単ではありません。野菜を入れれば入れるほど、保存性や配合のバランスをとるのが難しくなる。グラッツェミーレさんと試作のやりとりをしながら、少しずつ理想のかたちに近づけていきました。
3種共通して考えていたのは、『素材感をしっかり出したい』ということ。それぞれの野菜の持ち味が生きたドレッシングを目指しました」
──それぞれ、どんなふうに味わいを決めていったのでしょうか?
「玉ねぎは、グラッツェミーレさんがもともと皮ごと焼いた玉ねぎを使ってドレッシングをつくっていたので、おいしいものができそうだ と期待していました。焼いた玉ねぎの甘みを想像しながら試作品を食べてみると、印象に残ったのは、シャキシャキとした食感。素材感をしっかり出したい、という私たちのリクエストに対し、きざみ玉ねぎをたっぷり入れるという提案をしてくださったんです。甘みと食感、両方を楽しめる仕上がりで、この方向ですすめることに決めました。
だいこんの1回目の試作では、主役のつもりだっただいこんよりも、だいだいの香りが前に出ていました。だいこんも、だいだいも、両方感じたい。そんな欲張りな要望をお伝えしたところ、2回目の試作では、よりだいこんのみずみずしさが際立つ仕上がりになりました。
反対にビーツは、1回目の試作でほぼ完成形でした。ビーツそのものの個性がしっかりしているので、変に手を加えず、そのままの魅力を生かす方向で仕上げました」

──常温ではなく、冷蔵での流通を選んだそうですね。
「市販のドレッシングは、常温で流通しているものが多いんです。でも私たちは、あえて冷蔵を選びました。常温にするには、塩や油を増やしたり、加熱の時間を長くしたりする必要があって、それでは野菜の風味が薄れてしまう。野菜のおいしさをきちんと生かすなら、冷蔵しかないと思ったんです」
──このドレッシングに、どんな存在になってほしいですか?
「毎日の食卓に、このドレッシングがあることで、野菜を楽しむ時間が増えたらいいなと思っています。
このドレッシングは、母のことを思い浮かべながら開発を進めてきました。
私の母は、いつもドレッシングを切らさないようにしています。『坂ノ途中でつくるドレッシングなら、もっと野菜を楽しめるんじゃないかな。』そんな想いがありました。
調味料というより、もうひとつの野菜。そんな、野菜で野菜をたのしむドレッシングです。
ドレッシングをかけるたび、野菜のおいしさに気づく。
そんな風に思ってもらえるくらい、おいしいドレッシングになったんじゃないかと思っています」
製造パートナー:グラッツェミーレさんについて

柳田さんに、グラッツェミーレさんを訪ねたときのことも聞きました。
「工場を訪ねると、ちょうど玉ねぎを皮ごと、じっくり時間をかけて焼いている最中でした。それとは別に、皮をむいた玉ねぎは、また別のレーンでブランチング(下ゆで)の処理がされていて、つくりたい味わいにあわせて、丁寧に工程を使い分けているのだと知りました。
すぐそばでは、大きなミキサーのような機械がゆっくりとドレッシングを混ぜ合わせていて、野菜がたっぷり入っている様子が、外から見てもよくわかりました。一度に仕込める量は決して多くありませんが、そのぶん、ひとつひとつの工程に手をかけられるのだと教えてもらいました。
会長の森澤さんがレシピを考えるとき、まず頭に浮かべるのは配合表ではなく『物語』。使用する野菜が育った土地のことを思い描き、そこから配合を組み立てていく。15歳から料理人としての修業を積むなかで、『うまい・まずいではなく、何がよいかをジャッジする』ことを教わってきたのだそうです」
新しい商品をつくるときは、必ず森澤さん自身が製造に立ち会うそう。長年培った技術と心が、このドレッシングにも詰まっています。
いろいろな食べ方で

サラダにかけるのはもちろん、ちょっとしたひと工夫で、食卓のたのしみが広がります。
玉ねぎドレッシング
- トマトのマリネに(パセリをたっぷり足して)
- 豆腐サラダや豆腐ハンバーグのソースとして
- ケチャップライスやスープなど、お料理の隠し味に
だいこんドレッシング
- ルッコラやクレソンなど、少しピリッとした葉野菜のサラダに
- にんじんやかぶなど、甘みのある焼き野菜に
- 柑橘やりんごなど、くだものを加えたサラダに
ビーツドレッシング
- ケールやきくななど、香りや苦みのある葉野菜に
- れんこんの挟み揚げなど、揚げ物のソースとしても
- フローズンヨーグルトやチーズケーキにかけて、ベリーソース感覚で
かけるたびに、いつもの野菜がもう一段おいしくなる。野菜のおいしさに、ふと気づかせてくれる。そんなドレッシングになりました。
野菜そのものの味わいを大切にしたいかたに、手にとっていただけたらうれしいです。




