こんにちは、ハマーです。
おうちが大好きな私でも、STAY HOMEが辛くなってきたこの頃です……。小さいお子さんがいるご家庭は、おうちでどんな過ごし方をしているのでしょう?

今回は、子育て奮闘中のお母さんスタッフ2人に、食べものが出てくる絵本について話してもらいました。私もお母さんにいろいろ読んでもらっていたなぁと思い出してじんわり。今でも残る、あたたかい記憶。
おうちでしかできないこともあると思って、この時間を大切に過ごしたいですね。

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●池永弥生(法人担当)
「しろくまちゃんのほっとけーき」 わかやまけん・こぐま社

たまごが割れた場面で、3歳のむすこはしろくまちゃんに向かって「大丈夫よ」と言い、割れたたまごを拾うようにそっと手を添えた。
焼けたホットケーキを運ぶ場面では、「母ちゃんたくさん!4枚」と数えた。
月齢がすすむと絵からいろんなことを想像している姿がとてもたのもしい。
やさしい気持ち、うらやましい気持ち、いろいろ見つけたね。
でも、この絵本に影響をいちばんうけたのは34歳の夫。ふっくらホットケーキを焼くために、フライパンを買ってきた。
「このフライパンはホットケーキを焼くためだけに使うよ。他の料理に使っちゃうとキズがついて、ひっくりかえした時にきれいにならないでしょう」と。
ホットケーキのふっくらの中には、家族のいろいろな「すき」の気持ちがつまっている。

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●倉田優香(広報担当)
「もしもし…プータンです」 文わだよしおみ 絵ならさかともこ・JULA出版局

今日はこぶたのプータンの誕生日。でもケーキに使ういちごジャム、プータンがみんななめちゃった。困ったママはうさぎさんに電話して……。
「ーいちごジャム、だれか持ってる?」とどうぶつたちが次々電話をかけていくお話。
ジャムはなかったけれど、みんながくだものや野菜をどっさり持ってきてくれます。
できあがったバースデーケーキはとびきり大きくておいしそうで、パーティがとっても楽しそうで。
実はこれ、私が子どものころ大好きだった絵本。電話は懐かしのダイヤル式で、クルッと回すとツーッと戻るしかけ付き。30年を経て、今は娘のお気に入りです。
「ばな、あんご、じんじん(バナナ、りんご、にんじん)!」
うれしそうにケーキやごちそうを指さす姿。
2歳の誕生日はちょっと頑張ってみようかな……。

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お母さんならではのあたたかい視線を感じて、読んでいてほっこりしますね。
他の「食べるを読む(観る)」シリーズもご紹介。よかったら読んでみてください。

・百読は一食に如かず
IT担当・片山によるコラム。食べものにまつわる本と味覚の追体験のお話です。

・秋の夜長に食べるを観る
食べものや食事シーンが印象的な映画について3人のスタッフに語ってもらいました。
なかなか渋い映画のチョイスにも注目です。

・食べるを読む〜漫画編〜
こちらは漫画に出てくる食べものや食事シーンについてのお話です。
美味しそうなだけでなく、ストーリーにも関係してくるのが面白いですね。

 

次は何編にしようかな……。