こんにちは。広報くらたです。
今週から12月。年末の買い物に行事に大掃除にとバタバタ、でもなんだかウキウキするのは、昔も今も同じ。
世俗を捨てたはずの江戸の俳人 松尾芭蕉にとってさえ、活気ある師走の街は魅力的に映ったようです。「何にこの 師走の市に 行く烏」と詠んでいます。
あのカラスは何を好んでごった返す師走の市へなぞ飛んでいくのだろうか…咎めているようで実は、自分もあちらに行きたいなあ、と喧騒を懐かしんでいる句です。
今週は、ゆずをピックアップします!寒い夜、ゆずのさわやかな香りをかぐと、なぜだかほっと温かい気持ちになりますよね。ゆずを使った今週のレシピも、合わせてご覧ください!
 

***ゆず***

 

ゆずはミカン科の果実です。
日本に現存する最も歴史の古い柑橘のひとつで、奈良時代にはすでに中国から渡来、栽培されていたとの記録が残っています。冬至の日に入ると風邪を引かない、などと言われる柚子湯は、江戸時代の銭湯で始まった習慣だそうです。
昔から愛されてきた独特のさわやかな香りは、調味料や薬味に、お茶やジュースに、お菓子作りにと大活躍!わたしは九州出身なので、ゆずの青い実を使って作る柚子胡椒は食卓に欠かせないアイテムです…!
果汁を絞ったあとの皮も、ぜひ捨てずにお使いください。刻んで薬味にしたり、砂糖煮にしたり。。
ゆずは乾燥を避ければ長く持ちますが、香りはだんだん落ちてしまいます。できれば早めにお召し上がりくださいね◎
 

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今週のレシピ、ゆずが香るさわやかなマリネ:「カブ、セロリと柿の柚子甘酒マリネ」はこちら
それでは、また来週!