インターン 内田 修次

Bistro Dining Jamの店長・斎木さん


有機野菜をえらぶ理由は、お店によってそれぞれ。野菜・ハンバーグ・グリルが名物のお店、Bistro Dining Jamさんは、京田辺市にあるココロキッチンの2号店として、宇治市に2017年にオープン。ほとんどすべての野菜を坂ノ途中から仕入れています。

グルメブログ”内田のグルメ紀行”を運営しつつ、美味しいものを求めているうちに坂ノ途中でもアルバイトをすることになった僕、内田修次が、オーナーの田中さんと店長の斎木さんに、お店の特徴やこだわりを伺ってきました!

Jamさんってどんなお店?

『野菜って本当は美味しい、ってことを伝えたい。』

 

内田:Bistro dining jam さんはオープンしてどれぐらいですか?

田中:昨年、2017年の11月にオープンしたので、まだ5か月くらいです。

内田:どんなお店を作ろうと思ってオープンされたんですか?

田中:ここの一号店にあたる、”ココロキッチン” で坂ノ途中さんの野菜を使わせてもらっているんですが、よそで買うものと美味しさが全然違って。この美味しさをもっと伝えたい!と思って、野菜に特化したお店としてオープンしました。

内田:ありがとうございます!そんなに違いを感じられましたか?

田中:全然違いましたね。雑味、苦味、旨味、甘味、全部が、、、美味しい。笑

内田:斎木店長も有機野菜はやっぱり違うな、と感じられていますか?

斎木:お客さんの反応がすごくいいですね。食べられなかった野菜が食べられた!っていうお客さんが何人もいました。

内田:おぉ、それはすごい! たとえばどんな野菜ですか?

斎木:ブロッコリー、水菜、人参ですね。「ここのは美味しい、食べられる!」と言ってもらっています。

 

自家製バーニャカウダ


内田:そう言ってもらえると僕らも嬉しいです。坂ノ途中の野菜を扱うようになったのは、何かきっかけがあったんですか?

田中:「美味しんぼ」を読んでて、食の世界の裏側みたいなのに興味を持つようになったんです。同じころに坂ノ途中のことを知りました。『100年先も続く農業を』というメッセージに「本当にそうやな」と共感したのが始まりでしたね。

内田:坂ノ途中がやっていること、かっこいいですよね。僕もウェブサイトの記事で坂ノ途中のことを知ってすごく共感してしまって、数週間前から出荷場でアルバイトとして働き始めました。びっくりするくらい色んな種類の野菜に出会えて毎日刺激的です。坂ノ途中の他からも野菜は仕入れられていますか?

田中:98%?  99%? ほとんどすべて坂ノ途中からです。オーガニックにこだわると、旬のものしか入らないから、冬はちょっと困ったりもしますけどね。根菜ばかりになってしまうので。笑 でも、本気度がお客さんにも伝わるのでいいと思っています。

内田:このお店の一押しメニューはなんですか?

田中:バーニャカウダが一番思い入れのあるメニューですね。坂ノ途中のニンニクを使ったソースで。ソースは色んなお店を食べ歩いて研究して、僕が開発したんです。油との分離がなく、すごくクリーミーに仕上がっています。

店長の斎木さんてどんな人?

内田:斎木店長はどんなきっかけで料理の道へ入ったんですか?

斎木:以前は居酒屋で働いていたんです。料理をもっとしてみたいなあ、と思っていた時に、オーナーの田中さんに声をかけてもらったのがきっかけです。なので、じつはこれまで本格的に料理を勉強したことはないんですよ。




内田:そうなんですね!

斎木:だから初めは不安でした。何が美味しくて、何が美味しくないんだろう?からのスタートです。。「あ、これが美味しいんや。」っていうのを、作りながら、お客さんの反応を見ながら、学んでいきました。

内田:ところで、お休みの日には何をされているんですか?

斎木:気になるお店に食べに行くことが多いですね。

内田:最近行ったお店で印象に残っているのはどこですか?

斎木:四条烏丸の十彩さん、良かったですね。店員さんの気配りが良くて、お酒の説明まで丁寧で。お皿もおしゃれで、盛り付けも芸術的でした!

内田:すごく細かいところまで意識して見られていて、勉強熱心ですねー。

斎木:まだまだわからないことが多いので。。

内田:料理を通じて伝えていきたいことはありますか?

斎木:んー、、素人で始めた自分の働く姿を見てもらって、もっと料理に対するハードルを下げたいです。インスタントや、コンビニのご飯で済ます人のように、食に興味のない人が多いことが気になります。美味しいものを食べて、食に対して興味を持ってもらいたいなあ、って思っています。

内田:すごく共感します。僕もグルメブログ”内田のグルメ紀行”を通じて食の良さを伝えていきたいです。

今後の展開は?

『目指すのは、ふら〜っと立ち寄れる、アットホームなお店。』


 

内田:オープンして5ヶ月が経ちましたが、これからどういうお店にしていきたいですか?

斎木:気軽に来れるお店にしていきたいですね。

内田:ふら〜っと立ち寄れるような?

斎木:そう!「ただいまー。」ってアットホームな感じで、全員が知り合いみたいな。新規のお客さんでもすぐに溶け込めて、仲良くなれるようなお店にしていきたいです。

田中:僕も同意です。笑

内田:今のお店は、どんな様子ですか?

斎木:騒いだらダメ。という感じがあるのか、皆さん緊張されている様子なんです。なので、私の接客で緊張を取れるように。ワイワイしてもいい、そういう空間なんや、って思ってもらえるようにしていきたいです。

[写真左]収穫の様子をイメージしたお通し。ポテトクリームを土に見立て、その上には季節のお野菜を。季節ごとにお野菜を変え、その時期の旬を感じてもらえるようにと、工夫している。[写真右]季節の旬のお野菜を使用した自家製ピクルス。ブラックペッパーや、ローリエ、ディルなどの数種類のハーブを加えられており、風味がすごく豊かです。

Bistro Dining Jam
TEL /0774-66-6415
Lunch / 11:00~14:00(L.O.) (水~土曜日のみ)
Dinner / 17:00~23:00(L.O.)
定休日 / 月曜日
住所 / 京都府宇治市小倉町南浦21-32