奈良県三宅町の農業にかかわる地域おこし協力隊の募集情報をご紹介します。
ご興味をお持ちの方は、下記の連絡先よりご応募ください。
坂ノ途中・担当スタッフより
三宅町は面積わずか約4平方キロメートルの全国で2番目に小さな町です。その小ささゆえ、町長と行政職員・住民の距離感の近さを活かして、町へ移住を検討されている方や新たな挑戦の場を探しているスタートアップの支援などに積極的に取り組んでいます。
坂ノ途中と三宅町のご縁は、三宅町の起業家育成プログラムのゲストとして、代表の小野に声をかけていただいたことがきっかけです。
1500年の歴史をもつ三宅町の田園風景を未来につなげていきたいという森田町長の思いを聞き、坂ノ途中としてもなにか力になれないかと考えるなかで、今回のご紹介にいたりました。
三宅町について
全国で2番目に小さい町・自分らしくハッピーにスモール(住もうる)タウン三宅町
三宅町は、大阪・京都などの都心部と山間地の中間に位置する小さな町です。それぞれからのアクセスのしやすさと、町の小ささを前向きにとらえ、「自分らしくハッピーにスモール(住もうる)タウン」を掲げたまちづくりに取り組んでいます。
全国で初めて官民連携による手ぶら登園を実施したり、民間からの複業人材の登用を進めたりと、従来の行政の枠に縛られない取り組みを数多く手がけてきました。
ヤマト王権の直轄地である倭屯倉(ヤマトノミヤケ)が設置され5世紀ごろからコメ作りが行われてきたと言われており、その田園風景がまちの特徴のひとつとなっています。
一方で、過疎化・高齢化が進み、今後10年間で耕作放棄地が増大し、田園風景の継承が困難になることが危惧されています。専業農家も少なく、町面積も小さいため、大規模経営も難しい状況です。
このような状況を踏まえつつ、「1500年の歴史をつなぐ、自分らしく、持続可能な農業」の実現をテーマに、一緒にチャレンジする仲間を募集しています。
募集内容
農業からはじまる新しいまちづくり担当者
今回の業務では、以下の業務についての営農・現場実務を担当していただきます。
役場と連携しながら「農業からはじまる新しいまちづくり」の中心的な役割を担っていただきます。
【業務内容】
1. 環境に配慮した農業の実践と発信
三宅町が進める農薬および化学肥料の使用を抑えた環境に配慮した農業を拡げていくため、様々な活動を行っていただきます。
※農業は天候に左右されるため、栽培過程においては急な予定変更が必要となる場合があります。また、栽培する作物によりますが農繁期は作業量が非常に多く、一日中現場で活動する日が何日も続くということもあります。予めご理解ください。
- 町有地を活用した農産物の栽培(特別栽培米、野菜等)実践やその活動の様子を発信(SNS等)
2. 1500年のコメ作りのブランド化
町内農地の9割を占める水田における古代から受け継がれてきた1500年の歴史と伝統を最大限に活かした三宅町産米のブランド化および高付加価値化にチャレンジしていただきます。
- 三宅町産米のPR活動(町内外に向けて環境に配慮した米づくりの発信やマルシェ出店などイベントへの参加)
- 三宅町産米オリジナルパッケージの開発
3. 農業活性化に向けた施策の立案
自らの実体験や、農家さんへの取材等を通して持続可能な農業実現に向けて三宅町の農業が抱える課題を抽出し、協力企業や行政を巻き込みながら課題解決に向けた企画の提案および実行をしていただきます。
【サポート体制】
1. 坂ノ途中による支援
坂ノ途中のサポートプログラムにより、協力隊としての活動期間終了後の独り立ちに向けて安心して農業に取り組める環境が整っています。
- 農業経営に必要な知識の習得(座学、経営計画指導)
- 提携する生産者の圃場で実務研修
- 販路開拓支援
2. 三宅町では多数の地域おこし協力隊が活躍
農業分野においては初めての地域おこし協力隊の募集となりますが、三宅町ではコミュニティマネジメントやデザイン等、それぞれの専門性を生かした地域おこし協力隊が活動しており、中には三宅町の農産物に興味を持ち、新たな特産品づくりにチャレンジしている協力隊もいます。基本的には個々で目的を持って活動していますが、ミーティング等で情報を共有しながらチームとしても地域課題の解決に取り組んでおり、初めてでも安心してチャレンジできる環境が整っています。
求める人物像
ベンチャー精神を重視する三宅町のプロジェクト体制には前例が多くありません。しかし、「1500年の歴史をつなぐ、自分らしく、持続可能な農業」という未来を実現するためには、仲間と共に学びあう〈対話〉の姿勢と、新しい当たり前をつくりだす〈挑戦〉への意志が欠かせません。三宅町の特徴である〈小ささ〉をポジティブに捉えると、そこには無限の可能性があります。小さいからこその機動力や柔軟性を活かすことで、他の自治体では実現できない〈三宅モデル〉を実現したいと考えています。
下記の要件を満たす、三宅町と共にまちの未来を描いてくださるチャレンジャーの応募をお待ちしています。
- 地域に溶け込み、町内外の多様な人と積極的にコミュニケーションをとることが楽しめる方 三宅町のまちづくりを「自分ごと」と捉え、主体的に行動し、地域の方々と共に未来を創り上げていく意欲のある方を歓迎します。
- 不確実かつ曖昧な状況でも、前向きに挑戦し続けられる方 前例のない課題にも諦めず、試行錯誤を楽しみながら必要な知識やスキルを積極的に習得し、道を切り拓いていける方を求めています。
- 疑問をひとりで抱え込まず、周囲を頼り、素直に相談ができる方 柔軟な発想と円滑なコミュニケーションで、チームの仲間や地域の方々と共に課題解決に取り組める方を歓迎します。
- 就農を考えている方 三宅町での就農に意欲をお持ちの方、大歓迎です!地域おこし協力隊の任期中には、就農に必要な知識や技術を習得できるようサポートします。
- 将来的に地域でコミュニティビジネスを立ち上げたい方、または起業に必要な実践力を身につけたい方 この分野でゼロから事業をつくってきた「坂ノ途中」がバックアップします。地域とともに成長する事業を一緒につくっていける方を歓迎します。
必須スキル
- 農業への情熱
- 普通自動車免許
歓迎スキル
- 様々な立場の人を巻き込んだプロジェクト・イベントの企画~実行経験
- 人材育成・マネジメントの経験(目安2-3年)
- 農業の現場経験、農業支援の経験
募集内容
応募条件 | (1) 次に掲げる要件のいずれかを満たし、三宅町地域おこし協力隊として任用後、生活の拠点を本町に移し、本町の住民基本台帳に登録することができる方 ・三大都市圏をはじめとする都市地域等(過疎、山村、離島、半島などの条件不利地を除く)に居住されている方 ・本町以外において、地域おこし協力隊員として同一地域での活動経験が2年以上あり、かつ委嘱期間終了後1年以内の方 ・Jetプログラム修了者(2年以上Jet参加者として活動し、かつ、Jetプログラム終了から1年以内)の方 (2) 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴力団その他反社会的団体又はそれらの構成員に該当しない方 |
募集人数 | 1名 |
任用形態 | 業務委託契約(町との雇用関係はありません) ※複業:町外でも積極的に経験を積んで三宅町に還元してくれる方を歓迎します! |
契約期間 | 初年度:任用された日から1年。 町が認めた場合は最長3年を限度とし、1年ごとに契約を更新します。 |
勤務・居住地 |
勤務:三宅町交流まちづくりセンターMiiMoほか町内 |
活動日数等 |
他の地域おこし協力隊とのチームビルディングのため、1週間に2回程度、MiiMoに出勤していただく必要がありますが、始業時間等含め柔軟に対応可能です。詳細は、受け入れ後に協議し決定します。 |
委託料 | 月額 266,600 円(消費税及び地方消費税を含む。別途所得税控除あり。) ※月の途中から任用となる場合は、日割りで計算する。 |
福利厚生 | (1) 社会保険及び年金保険料等は自己負担となります。 (2) 住居は、町内の賃貸アパートなどを賃借していただきますが、地域おこし協力隊の活動費予算の範囲内で充当可能です。食費、光熱水費、自治会費等は各自で負担いただきます。 (3) 転入等にかかる本町までの交通費、引越に必要な費用は、各自で負担していただきます。 (4) 活動に必要なイベント・研修への参加費・旅費は町が支給します。 (5) 活動に必要となる備品等については、町が貸与又は私用物の無償借り上げとなります。 (6) その他活動に必要な経費(※)については、予算の範囲内において、必要に応じて町が負担します。 ※その他活動に必要な経費とは? 住居、活動用車両の借上費、作業道具・消耗品等に要する経費、関係者間の調整・住民や関係者との意見交換会・活動報告会等に要する経費、その他隊員の円滑な活動に必要な経費 |
スケジュール |
(1) 応募期間: 随時募集(予告なく募集を終了することもあります) |
選考プロセス |
(1) 書類選考:下記メールアドレスよりお申込の上、(1)履歴書、(2)職務経歴書、(3)住民票の写し、(4)運転免許証(ある場合)の写しを送付してください。 【お問合せ先】 |