上佐々江で地域の共同作業に参加しました。
共同作業では、ふだんから一緒の仲間だけでなく、ご近所のほんまもんの農家さんと一緒に作業ができるので、とても勉強になります。
鹿がよく入る場所に、鹿避けの網(鹿網)をはりました。
ご近所の農家さんたちは、鹿網のことを「海苔網」と呼んでいます。昔(といっても15、6年前)、海苔の養殖で使われていた古い網を安く買って使っていたことから、今でもそう呼ぶのだそうです。現在ホームセンターで売られている鹿網も、当時の海苔網の形を元につくられています。
しばらくは海苔網で防げた鹿も、どんどん数が増えてしまって海苔網では追いつかなくなり、鹿専用につくられた網が出回るようになったのだとか。
先日私は、農業は自然が相手のハプニングが多いので、全てがうまくいくなどと思っていてはいけないことを痛感したばかり。
地元のベテラン農家さんも、日々変わっていく自然の状況などにその都度対応しています。何年やっていても試行錯誤は終わらないんだな、と思いました。
新規就農を目指す私たちも、先輩方の知恵をよく観察して、対応できる力をつけていくことが大切です。共同作業では、そんな知恵を間近でたくさん見ることができ、とても貴重な経験となりました。
あかね