今日も大根の収穫から1日のはじまりです。加工場に運んで、きれいに洗って、切り干し大根をつくります。
やまのあいだファームでは、育てたお野菜を、少しだけですが加工品にしています。まだ試作中のものもあるけれど、大崎下島のみかんを使ったジャムやドライみかん、大根葉の入浴剤、野草茶、ライ麦の麦ストロー、などなど。あかねちゃんがあれやこれやと試行錯誤してできたものばかり。わたしも、ときどきお手伝いしています。

この夏には、サンマルツァーノというトマトがたくさん採れました。収穫したあと、午後はきまってドライトマトの加工の時間。
酸っぱさと甘さがギュッと閉じこめられていて、香りもたっぷりのやまあいのドライトマト、本と野菜・OyOyのスープに使われることもあるようです。食べに行ってみたい(まだ行ったことないのです……)。わたしも満足するまで食べたいから、次の夏には自分用にもつくるつもりです。食欲を原動力にした自分のやる気は、かなり信頼しています。

切り干し大根は、カットがおわったあとの、目の前に広がる白くてキラキラした小さな山を、冬の景色だなぁと見惚れてしまいます。葉っぱも洗ってから乾かすと、入浴剤になります。
お芋なんかを除くと、何か月も日持ちするようなお野菜ってありませんよね。でも、加工することで、また少し違った味わいを、長いあいだ楽しむことができます。
この冬も、やまあいの貯蔵用冷蔵庫にはドライトマトが並んでいます。寒い時期に目にする赤くて小さな固まりは、可愛くて、見ているだけで元気を与えてくれるみたい。
2021年はどんな1年になるのでしょうか。またトマトを育てられるかな。


そして、両親が育てたカブがたくさん届きました。すぐには食べきれないから、とりあえず干してみます。昨日の晩ごはんには、干したカブをお味噌汁に入れました。じわ〜っと広がってじわ〜っと滲み込んでくるカブの美味しさに癒やされます。寒いけれど、気持ちはぽかぽかの初雪の日でした。

●ますお