すこしずつ太陽の光があたたかさを増しているのを感じます。
やまのあいだファームは、冬作の出荷もほぼ終わり、いまは夏の準備を進めています。
今作の振り返り、そして次のシーズンにむけて、みんなで相談をする大切なときです。

我が家では、年末から家族がつぎつぎと、流行り病にかかっています。
年末にはコロナ、それから胃腸炎、そして流行真っ只中のインフルエンザ。
たいてい子どものひとりが発症して、治ってきたと思ったら、次の子にバトンタッチという具合にチームワーク抜群です。僕も奥さんも無傷ではいられず、改めて健康の大切さを感じています。
ただ、体力のある長男は、うつらないか、うつっても回復が早い。
俺は野菜をたくさんたべてるからな! などと元気、ちょっと得意げです。僕もいっぱい食べているんだけれど……。

やまのあいだのダイアリーvol.130に書かれていますが、松井くんが独立します。メンバーがひとり減ってしまうので、どうしていくかも考えなければなりません。
とりあえず、次の作も今年と大きく品目は変えず、ナス、オクラを中心とした作付けを予定しています。定植のタイミングや施肥、剪定などを工夫して、虫害を減らしたり、コンスタントに収穫ができるようにしなければ。収穫量の増えたり減ったりが少なくなれば、出荷が安定する、作業量の目安がつけられるようになるなど、いいことがあるんじゃないかなと期待しています。
そしてはじめて、太陽熱消毒をやってみる予定です(マルチフィルムで土壌を覆って、太陽の熱エネルギーで地温を上昇させ、病原菌や雑草の種子などを死滅させる防除技術)。
元気いっぱいのお野菜がみなさまにお届けできるように、すこしずつですが、新しい試みをしていきたいと思います。

●ケンゾー