どこもかしこもクリスマスですね。
お店に入ると、並んでいるのは軒並みクリスマスのパッケージ、BGMに流れるのは、毎年お馴染みのクリスマスメロディー。
息子と娘の通う保育園や小学校では、教室にツリーをつくり、折り紙で飾りつけをしている。
家での会話には、しょっちゅうサンタクロースという言葉がでてくる。
そして子どもたちは、すこしだけ、良い子になる。

サンタクロースもたいへんみたいだ。
NORAD(North American Aerospace Defense Command・北アメリカ航空宇宙防衛司令部)では、12月23日の深夜から、レーダーと人工衛星をつかって、北極から世界の上空を飛行するサンタクロースの追跡を行っている。子どもたちはアプリを使って、電話をかけてくる(NORAD Tracks Santa Official Web Site https://www.noradsanta.org/ja/
フィンランドのサンタクロース中央郵便局へは、世界中から手紙が届くので、その返事も書かなければいけない。日本からだとエアメールになるから11月中にポストに入れられているはず。間に合わなそうなら、手紙の写真がメールでやってくる──うちの子どもたちはプレゼントが決められなくて、手紙を出したことはない──(日本・フィンランド サンタクロース協会 https://jf-santa-shop.org

わが家のもんだいはクリスマスツリーだ。古くて狭い平屋の家には、ツリーの置き場所がない。子どもたちはツリーが欲しいというけれど、とても無理。たまたま画用紙が余っていたので、雑誌で見かけた記事を参考にして、紙製のツリーを作ってみた。そこにシールを貼ったり、絵を描いたり。あと、ミニサンタ帽。型紙に合わせて画用紙を切って丸めて飾りをつけるだけの簡単な工作だけれど、子どもたちは思いのほか喜んで、楽しんでいた。
そろそろケーキも選ばなくてはいけない。これは紙製にはできない……。

12月──。
宇宙船から地球を眺めるエイリアンが、ああ、この星には戦火も見えず、平和だといって、なにもしないで去って行くショートショートが星新一さんの作品にある。その日はクリスマスイブだったというお話。クリスマスになると、子どもの頃に読んだ、このストーリーを思い出す。そして、夜、星を見上げる。メリー・クリスマス!

●ケンゾー

※最近のやまあい/畑では、気温が急激に下がり、作物の生長もゆっくりになってきた。お野菜は、自分が凍らないように糖をため込むので、どんどん甘くなっていく。冬の寒さのなかで育った、元気いっぱいのお野菜をお届けします。
本年もお世話になりました。