明けましておめでとうございます。
この冬は寒いですね。年末年始、みなさまはどのようにすごされましたか。
私とますおさんは、とてもいい? 年末でした。
やまのあいだファームがある京都府南丹市八木町には、大きな牛舎がたくさんあって、堆肥もつくられています。地域の米づくりにも使われるその堆肥を、ますおさんの仕事納めの日、ふたりで貰い受けてきました。
軽トラックの荷台にどっさりと積まれた牛糞を下ろしていると、ますおさんがにこにこしながら「1年の終わりにはすごく良い仕事です」と言いました。
ん? どちらかというと嫌がられそうな作業のはずなのに?
「ウンがついて縁起がいいかなと」
あまりにベタなギャグすぎて、思いつかなかった。
年が明けて、牛糞堆肥を畑に撒きました。私にもウンがつきますようにと願いながら……。
新しい年も、美味しい野菜を育てられるよう、勉強しながら頑張りたいと思います。
生きものいっぱいの畑の様子もお伝えしていきますので、ときどき覗いてくださいね。

●あかね


みなさま、明けましておめでとうございます。
旧年中はたいへんお世話になりました。
この年末年始は、わが家にとってはじめての帰省しないお正月になりました。
そんなこともあって、おうち時間を楽しめるようにと、兄夫婦から子どもたちへのクリスマスプレゼントとしてプロジェクターをいただきました。
映像を映すためには白い壁面が必要なのですが、なにもない壁というのは狭い家ではなかなか確保できません。大掃除を兼ねて、家具をあっちへやったりこっちへやったり。パズルをしているみたいだった。
なんとか壁面をつくって、家族で映画鑑賞。例年とはちがうお正月でしたが、それでも楽しくすごすことができました。
家でぬくぬくとしているあいだ、畑の方では野菜が寒さにあたって甘くなっているはず。これも楽しみです。
今年も頑張っていきます。よろしくお願いします。

●ケンゾー


2020年のおわりに生活の拠点を移しました。やまのあいだファームまで、ふたつほど山を越えて車で30分くらい。上り下りの坂、くねくねと曲がりつづける道。信号はなく、猪や鹿、リス、沢蟹、雉、路上をうろうろする生きものたちに気をつけながら、やまあいへ向かう毎日です。
家の裏は山です。
「むかしは、いちばん日当たりのええところを田んぼや畑にしたから、家の日当たりはいまひとつやけど、山に囲まれてるぶん、風当たりは少ないよ」
近所の方からそう教えてもらいました。
はじめての土地で冬がはじまりました。元旦には、山にしんしんと雪が降り積もるのをコタツのなかからぼーっと眺めていました。
新しい年は、目に映るものをよく見つめ、微かな音に耳を傾け、感じることを大切にして生きていたいと思います──というか、自然とそうなりそうです。
不安なときがつづいていますが、でも、あたりを見れば世界は魅力に溢れている。やまあいダイアリーに綴っていきたいと思います。

●ますお