vol.9

「ご飯がすすむ、旬のお野菜を使った献立ってどんなものだろう?」
和食レシピサイト『白ごはん.com』の料理研究家・冨田ただすけさんにお話を伺い、毎日の食卓のヒントを得た私たち。この連載では、『白ごはん.com』のレシピで、ごはんがすすむ旬の献立を考えます。季節の野菜を使い、お料理をつくってみた様子をキッチンからお届けします。

 

昨年の初夏に始まったこの連載。夏、秋、冬と季節が巡りました。
毎回お野菜の顔ぶれが少しずつ変わり、季節の移ろいを実感しています。

ここで、献立づくりはちょっとひと休み。
献立を考え、お料理をつくり、味わってきたこれまでの、学びや気づきを振り返っていきます。

いつも献立をたてるときには、おかずだけでなくお米についても、あれこれ考えて選んできました。
さっぱりとした味わいのものや、甘みがしっかりと感じられるもの。
お米の味わいは品種だけでなく、田んぼの環境や育て方によっても、少しずつ異なります。

このおかずには、どの農家さんのお米が合うだろう。 
白米か玄米、どちらを炊くのがいいだろう。

ごはんとおかずをゆっくりと噛みしめていると、相性の良い組み合わせがだんだんと分かってきました。
今回はそのなかでも、白ごはんと玄米ごはん、それに合うおかずについて考えてみました。

 

濃い味のおかずも受け止める、白ごはん


白ごはんは玄米ごはんよりも、お米の甘みがつよく感じられ、味噌や醤油の濃い味もしっかり受け止めてくれます。
ごはんがもりもりすすむ! というような、味付けがしっかりしたおかずには、やっぱり白米ごはん。これまでの献立では「ゴーヤの味噌炒め」や「白菜餃子」に合わせました。

 

滋味深い味をゆっくりと噛みしめる、玄米ごはん


玄米ごはんは、噛むほどにお米の甘みがゆっくり、じっくりと感じられます。がつんとパンチのある味付けよりも、やさしい旨みや甘みがきいているような、滋味深いおかずと好相性。
これまでの献立では「かぼちゃのそぼろ煮」や「鮭と根菜の粕汁」などを合わせました。
発見だったのは、食欲の落ちる夏にも食べやすいこと。「トマトとオクラとズッキーニの夏豚汁」とは相性ぴったり。その香ばしさとさっぱりした食感で、どんどんお箸がすすみました。

 

お料理に合わせて、お米を考える。
それも献立づくりの楽しみのひとつになりました。

私の場合、「今日これが食べたい!」というおかずに合わせて白米か玄米どちらかを選ぶこともあれば、体調や気分に合わせて、白米と玄米を混ぜることもよくあります。

お米を炊いて、ゆっくりと味わうひとときはとても豊か。
余裕がある毎日ではないし、ぱぱっと食事を済ませることもあるけれど、なんとかそんな時間をつくっていきたいなぁと思います。


坂ノ途中では、さまざまな農家さんのお米を取り扱っています。
食べくらべてみると、味わいはいろいろ。
その違いを実感して、献立づくりにも活かしてみてくださいね。

●武岡 萌

 

白ごはん.com

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