じりじりと照りつける、夏の光。
畑が、一年でいちばんにぎやかになる季節。
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坂ノ途中の編集室のウェブマガジン「日和 びより」では、お野菜をはじめ、わたしたちが取り扱うもののこと。生産者さんのこと。暮らしのこと。坂ノ途中のスタッフが今、どんなことを考えているのか。
そんなあれこれを、ありのままにみなさんにお伝えしていきます。
#お野菜、よもやま
お野菜セットの箱を開けた瞬間の、「なにこれ?」が、たまらなく好きです。
ある時は、まくわうり、すずかぼちゃ。同封されている説明書を見てもピンとこない。今まで食べたことも、見たこともない野菜が並んでいる。
またある時は、大きくて肉厚なピーマン、赤いじゃがいも。ピーマンやじゃがいも自体はなじみがある野菜だけれど、これはなんだか、ちょっと変わっている。
手に取って、思わず笑ってしまいます。
そんな、なにこれ? ばかりが詰まったお野菜セットをつくりたくて、この夏、「おもしろ野菜セット」という、とくべつなセットを企画しました。
わたしは、ふだんは広報の仕事をしています。坂ノ途中の魅力を、外に向かって伝える。逆に、外の声を聞いて、社内に持ち帰ることも。外と会社とのあいだに橋をかけていくイメージです。つながった方たちが、いつのまにか坂ノ途中を応援してくれていると、ああ、やっていてよかったなと思います。
広報の仕事をするなかで、有機農産物に対する消費者のイメージは「値段が高い」というのがいちばん強いんだな、と感じることがあります。
でも、坂ノ途中の提携農家さんたちがつくるお野菜って、ほんとうにおもしろくて。この「おもしろさ」で、そのハードルに挑んでみたくなりました。
夏だからこそ、という理由もあります。梅雨が明けてたっぷりの陽射しを浴びると、夏野菜はいっきに成長し、収穫量もぐんと増えます。たくさん採れたぶん農家さんの収入も増えればいいのですが、実際は、なかなかそうもいかない。坂ノ途中も、正直に言うと、収穫できたお野菜のすべてを買い切れていないのが現状です。「おもしろ野菜セット」では、そうした、たくさん採れたお野菜も活かしたいと思っています。
箱を開けた瞬間の、「なにこれ?」を、思い切りおもしろがってもらいたいです。
触って、味わって、「こんな野菜があったんだ」と笑ったり、誰かに話したくなったり。
それだけで、このセットをつくった意味があります。
ついでに……
また夏がめぐってきたとき、
「そういえば、おもしろい野菜を届けている会社があったな」と、
坂ノ途中のことをほんのすこし思い出してもらえたら、広報としてとっても幸せです。
語り・小西裕美(広報担当)
#in my little kitchen

そうめんかぼちゃ、またの名は金糸瓜。茹でると、名前のとおり「金の糸」のように果肉がほぐれる、不思議なかぼちゃです。はじめて出会ったときは、まさに「なにこれ?」でしたが、今では手にするとうれしいお野菜。包丁を使わなくてもスルスルとほぐれていくのが、快感なのです。
このまえは、そうめんかぼちゃ、黄色のミニトマト、ミントをライスペーパーで巻いて、生春巻きにしました。たれは、自家製の梅ジャムや塩唐辛子、酢を混ぜて、スイートチリソースふうに。うっすらと透けて見える黄色が、食卓をにぎやかにしてくれました。
八月の暑い台所、野菜に元気をもらって、すこしでもご機嫌に過ごしたいです。
「そうめんかぼちゃの生春巻き」
レシピはこちら≫
そのほか「そうめんかぼちゃのレシピまとめ」
レシピはこちら≫
文・武岡萌(レシピ/編集担当)
#いいもの、ひとつ

書籍・レシピ本『ハルマキ 100本ノック』
著者 島田由美子 出版元 光文社
ドイツワインと自家菜園の野菜を中心とした料理店「ワインセラー ローゼンタール」の店主・島田由美子さんがつくる100本のハルマキ・レシピ。「大さじ4」の油だけで、具は野菜1種類でもOK、という言葉に、春巻きづくりへのハードルが一気に下がります。おもしろ野菜をくるくる巻いて、揚げたてをビールと一緒に……この夏のおいしい自由研究のはじまりです。
文・日和編集チーム




