冬の代表的なお野菜の保存方法をお伝えします。
冷凍保存なども賢く活用して、お野菜をよりよい状態で長くお楽しみいただけたらと思います。
葉物のお野菜は、保湿&低温で
葉物野菜は他のお野菜とくらべて傷みやすいので、なるべく早めにに使い切るようにしてくださいね。
苦手なのは乾燥と結露。湿度をたもち、低温での保存がポイントです。
ほうれん草や小松菜の保存方法
湿らせた新聞紙にくるんで野菜保存袋に入れ、冷蔵室で保存します。
ポイントは3つ。
・水分が多いと結露するため、新聞紙の内側を霧吹きで軽く湿らす程度に
・袋の口は少しあけて、水分が逃げやすいように
・縦に伸びようとするお野菜の性質に合わせて、冷蔵室で縦置きに
冷凍すれば3週間は保存できます。
根元を切り落として水洗いし、3~5cm程度にざく切りしたら、水気を切って冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫に。
汁物や炒めものなら、解凍せずに使えます。
ベビーリーフのような、葉だけカットされたお野菜の場合
軽く湿らせたキッチンペーパーを密閉容器に敷き、野菜を入れたら、その上にも湿らせたキッチンペーパーをかぶせてふたをしてください。
そのまま冷蔵室へ。
使う直前に水にしばらくさらしていただくと、シャキッとした食感に戻ります。
根菜は風通しのよいところで
土のなかで育ったお野菜を保存するときの大敵はカビ。蒸れないようにすることがポイントです。日が当ると芽が出てくるお野菜もあるので注意してくださいね。
じゃがいも、玉ねぎ、サツマイモ、レンコンなどの保存について
湿気が傷みの原因になるため、ビニールやポリエチレンの袋に入っているものは取り出してくださいね。
新聞紙にくるんで、日光が当たらない、風通しのいい涼しい場所で保存してください。
冬は常温保存で問題ありません。
土が付いた状態のものは、そのまま保存した方が鮮度が保てます。
ただ、水のなかで育つレンコンだけは乾燥がとても苦手です。節の途中でカットされている場合は、穴が空気に触れないようにラップでぴっちりと巻いてしまいます。節ごとの場合は、新聞紙でくるんで野菜保存袋に入れます。
大根、かぶ、ラディッシュ、ニンジンなど葉付きのお野菜
葉が付いたままにしておくと、葉から根の水分が抜けてしまい、日持ちしません。すぐに葉と根の部分を切り分けます。
葉の部分は小松菜などの葉物野菜と同じく、湿らせた新聞紙に包んで野菜保存袋に入れ、冷蔵室で保存します。
根の部位は新聞紙で包んで、風通しのよい場所で常温で保存できますが、もしもよい保存場所がない場合は、野菜室でも大丈夫です。
きのこ類は湿気が嫌い
きのこは水分が大の苦手!
湿気がこもらないよう、届いたらはさみやフォークなどでパックに穴を空け、通気性をよくして野菜室へ。
しめじなど、石づきのついた株のままパックされているときは、取らずに保存してください。
もしもパックに水滴などが付いていたら、パックから取り出してキッチンペーパーなどにくるみ、保存袋に入れてください。
きのこ類はなるべく早く使い切っていただきたいですが、冷凍であれば1か月ほど保存が可能です。
しめじやエノキは石づきを取り除き、ひとつひとつのキノコをほぐします。エリンギは上下半分にカットし、それぞれ縦に薄切りに。そして冷凍用の密閉袋に入れ、空気を抜いて、冷凍庫で保存ください。
炒め物や煮物であれば、冷凍のまま調理していただけますよ。
おしまいに
どうしてもお野菜が使い切れないこともあるかもしれません。
そんな場合は、定期宅配の配達を1回スキップしていただいたり、今月はお届けをお休みする、ということも可能です。
お野菜の保存方法だけではく、なにかお困りごとやお尋ねごと、ご相談がありましたら、お気軽にご連絡くださいね。
*冷蔵室と野菜室は、以下の環境を示します
・冷蔵室:温度低め(5℃以下) 乾燥気味
・野菜室:温度高め(10℃以下) 多湿