「旬のお野菜セット」定期宅配を1年間ご利用いただいているアンバサダー伊野妙さんに、お野菜が届く暮らしのご感想をいただきました。

隔週で届くお野菜をどのように使っているのか。はじめてのお野菜を目にしたときの子どもたちの反応や、他の宅配サービスとの使い分けなど。
定期宅配をはじめようかお悩みの方、他の人はどんな風にして楽しんでいるのか知りたいという方、伊野さんの暮らしが、きっと参考になると思います。

馴染みのない野菜との出会いが楽しい

坂ノ途中の定期宅配を隔週で受け取るようになって、もうすぐ1年になります。
我が家がお願いしているのは、「旬のお野菜セット・Mサイズ」。スタッフのみなさんのセレクトによる、季節の味わいたっぷりの詰め合わせです。

どんなお野菜が届くかはお任せなので、自分ではなかなか買わない野菜が入ってくることもあります。また、京都の会社ということもあり、近畿以西の農地で育った野菜が多く、東京に住んでいるとそもそも馴染みがないものも。

でもそれが、楽しいんです。

野菜と一緒に毎回同梱されてくる「お野菜の説明書」には保存の仕方やおすすめの食べ方が書かれていますし、月イチで「レシピノート」という美しい写真とレシピの小冊子も届くため、届いたものの扱い方がわからなくて困ることはありません(自分のキャパシティの狭さゆえにアタフタすることはありますが……それはまた別の話)。

献立の幅が広がり、子供の味覚の幅も広がる

9歳、6歳、2歳と3人の子どもを子育て中で、余裕があるとはいえない生活なので、何もなければついつい自分が使いやすい食材で自分が作りやすいものをリピートしまくってしまいそうになります。でも、坂ノ途中の宅配セットが届いた週は、紹介されているレシピを参考にしたり自分でも調べて新しい料理に挑戦することも多いので、献立の幅が広がるなと感じています。

長女と長男はわりと好き嫌いがないほうですが、知らない野菜が出たときはやはりちょっと躊躇してなかなか箸が伸びないことも。ですが、我が家は「なんでもひとくちは食べてみよう」がルール。食べてみると意外と好きな味だったり(ダメな時もあるけど)、これは○○と味が似てるね、などの気付きがあったり。
「きっとうちの子たちは好きじゃないだろうな」というわたしの先入観でそれまで買うのを避けていたけれど、お野菜が届いたから料理してみたら好評だった、というものもあります(ちなみに、ビーツと空心菜です)。

そんな風に、親子共々、良い刺激をもらっています。

もちろん、野菜の美味しさもピカイチ

環境に負担をかけない農法で育てられた野菜たちは、すこし不格好だったりもするけれど健やかな色艶をしていて、齧ってみるとしっかりと味が感じられます
色々料理に挑戦して楽しんでいると書きましたが、本当はあまり手をかけないで食べるのが一番なのではないかと思うくらい。

以前はあまり家ではサラダを作りませんでした。夫が「生野菜よりも、加熱調理してある野菜のほうが好き」という人なので、なんとなくサラダはあんまり出さなくなってしまっていたんです。ですが、坂ノ途中から届く「なにもしなくても野菜そのものがしみじみ美味しい」食材に触れるうちに、自然とサラダを作ることが増えました。お肉や卵と組み合わせたり、根菜など甘みのある食材と組み合わせたり、とっつきやすくする工夫はしていますが、以前に比べるとサラダを出した時の夫の反応がよくなり、たくさん食べるようになったのを実感しています。毎回わざわざ報告するわけではないので、坂ノ途中の野菜かどうかは知らずに食べていると思いますけどね。笑 
また、蒸籠で蒸すだけ、というのもよくやります。ほんの少しの塩やマヨネーズで十分満足できる御馳走になるので、大助かりです。


他の宅配サービス・スーパーでの買いものと組み合わせても

我が家では、坂ノ途中の定期宅配を利用するようになる前から、生活クラブ生協の宅配サービスを利用していました。なので、はじめる前は「生活クラブで野菜を注文するのと似たような感じかな?」と思っていたのですが、自分が選んだものが届くのと、おまかせで詰め合わせが届くのとでは、はっきりと違いがあり、予想を裏切られる結果となりました。もちろん、よい意味で。

宅配曜日が選べる点も、けっこう嬉しいポイントかなと思っています。我が家のように既に生協の宅配を利用している人が併用する場合には、曜日をズラして週2回食材が家に届くようにすると、買い出しが楽になります。特に昨年の3月以降は、小さい子どもを連れての買いものは以前にも増して気を張るようになりました。宅配サービスには、本当に助けられています。もちろん、一度に大量に届きすぎても使い切れないということもあるだろうし、生活リズムやサイクルにあわせて宅配スケジュールが組めるのが、とてもいいなあと思っています。

また、買いものの仕方も変わりました。坂ノ途中の配達がある週は、生活クラブの注文もスーパーでの買いものも、前週にメールで届くセットのラインアップを念頭において食材を選ぶようにしています。
アレは届いたらすぐに作り置き用に調理してしまおう、とか、アレは翌日の夕飯に使おう、といった具合に、数食分は目安をたてておきます。一週間分の献立を先に決めて計画的に宅配を利用している方もいると思うのですが、わたしにはハードルが高いので、野菜室が溢れない程度に、数食分の使い方を考えておく感じです。


「100年先もつづく農業のかたちをつくる」という理念に共感

坂ノ途中のことは、 Instagram などを通じて友人知人から訊かれることも多いので、その際には、野菜の美味しさのことだけでなく環境負荷への配慮など、理念の部分もあわせて話すようにしています。健康のためにオーガニック食品を選ぶようにしている人は増えていると思いますが、水質や土壌が汚染されることによる生態系への影響や、農地確保のための森林伐採などまではなかなか想いが至らないですよね。少なくとも、農業が身近にある環境で育っていないわたしは、そうでした。

環境負荷の問題に関連して、もしさらに改善してもらいたいことがあるとしたら、プラスチック包装を減らす工夫をしてもらえたら嬉しいな、と思います。野菜そのものは環境負荷が少ない育てられ方をしているので、せっかくなら包装も負荷が少ない方法だと良いのにな、と常々思っています。鮮度や梱包の問題など、色々課題はあるのだと思うのですが、少しずつでもサステナブルな方向にむかっていけたら、と願っています(これはもちろん坂ノ途中に限った話ではないですが)。

宅配は送料がかかってしまうということや、地産地消の観点から、お住まいの近くに応援したい農家さんやお店があったら、そこで買いものするのも大賛成です。無農薬かどうかなんてわからないけどスーパーの特売でお得な買いものをしてホクホクと嬉しい気持ちになることだって、悪いことではありません(わたしも、あります!)。

でも、買いものは投票だから、自分の選択には意識的でありたいと思っています。
ぜんぶを切り替えることは難しくても、週1回や隔週から変えていくことはできるはず。
子どもたちとの会話のきっかけにもいいですよ。


●伊野妙さま
坂ノ途中アンバサダーとして、2020年1月から定期宅配をご利用中。
インスタグラムでは3人のお子さまとの暮らしや、真似したくなる日々のお料理を見ることが出来ます。菊菜まるごとチヂミなど、お野菜そのものの味わいを活かしたお料理を楽しんでくださっているのが印象的です。
≫ https://www.instagram.com/eatoooni/